地球カレッジ DS EDUCATION
第7回新世代賞「作品募集、開始は7月11日、締切日は9月10日」 Posted on 2023/07/11
作品テーマ:人新世 -あなただけが描ける今と未来-
人新生(じんしんせい・Anthropocene)という言葉を初めて耳にした人は多いのではないでしょうか。人新世とは21世紀から提唱された、「人類の時代」を意味する新たな地質年代の区分です。
実は人新世は公式に認定された地質年代ではありません。我々は正式には完新世という年代に生きているのです。しかし、2000年の地球環境会議で一人の科学者がこう発言しました:
「我々が生きているのは完新世ではない。もはや人新世だ!」
人類は地質を改変してしまうほど、地球環境に大きな影響を持つようになったのではないか、と彼は主張します。
こうして人新世という言葉は注目されるようになり、環境問題の啓蒙と共に使われてきました。
溢れかえるゴミ処理場、海に散乱するプラスチック。これらの人工物はものすごい勢いで増え続け、新たな地層を作るかのように自然界を侵食していきます。ついに、これ以上温暖化が進むと地球に不可逆的な変化が起きてしまうかもしれない、「気候の転換点」まで提唱されるようになりました。
しかしある意味、人類の運命をたった一つの世代が決めるという状況が今まさに起こっているのです。人類の影響が無視できないほど大きくなった人新世では、あなたの行動次第で今と未来が変化します。
今や人新世という言葉は多義的な意味で使われています。それは環境問題を危惧する言葉でもあり、我々が担う未来への野望や期待の言葉でもあります。近年では映画「天気の子」の映像でチラッと登場し、「人新世の資本論」というベストセラーの新書のタイトルに使われ、日本でも広がりを見せてきました。
人新世という言葉をもっと広めたいという思いを込めて、運営一同このテーマに決定致しました。解釈の余地は無限にあります。
「人新世 -あなただけが描ける今と未来-」というテーマのもとであなたがどのような今と未来を想像するのか、自由に表現してください。
第7回新世代賞実行委員長 古澤百花
■審査基準
●作品の背景や過程にストーリー性が感じられるか
●作品に製作者の世界観を全面的に表現しているか
●鑑賞者が作品から感じられるもの・考えさせられるものがあるか
●テーマを一つの物差しにしているか
●新世代という視点を作品に投影しているか
■募集期間
●7月11日~9月10日23:59
■賞
●最優秀賞1名:30万円
●優秀賞1名:10万円
●観客賞1名:5万円
●SHIMOKITA COLLEGE賞 若干名
※SHIMOKITA COLLEGEでの展示等
■審査会・授賞式・結果発表
●最終選考選出作品の展示:2023年9月16,17の2日間
●結果発表、授賞式:2023年9月16日@シモキタカレッジ
■応募資格
●原則として25歳以下
2023年3月31日の時点において、アートやデザイン、建築関係、文学・社会学関係はもとより様々な分野の専門学校や大学(大学院)等に在籍している学生。または、学生ではないが、原則として、25歳以下の方。(26歳以上の方は事務局にお問合せください)
■応募方法
●募集フォームからオンライン提出
●提出物(作品のフォーマット)
●コンセプトシート
●作品
○画像(jpg/png/pdf) H720×W1,280
○動画(mp4/mov) :H720×W1,280 15秒以内
※作品の応募は必ずオンラインフォームから提出。郵送の場合は受理しかねます。
■応募条件・留意点
●コンセプトシートの言語は日本語を使うこと(国籍は問いません)
※作品はその限りではない。
●作品の表現が提出物で完結していること。コンセプト・企画案などは募集対象外
■個人またはグループでも可
●複数応募可
●作品は、応募者自身のオリジナルで、国内外未発表のもの
●他コンペへの二重応募は不可
●18歳未満の方は、保護者の連絡先が必須
●提出物は返却はいたしません。必ず控えをとってから提出してください
●その他、第7回アート&デザイン新世代賞の注意事項(応募フォーム記載)に同意していること
■参加費:無料
■著作権
・著作権は応募者に帰属する。ただし、主催者は応募作品の展示・発表、受賞者情報発表の権利を保持する。
・受賞作品がその後、何らかの形で商品化される場合、条件等は個別に話し合い、取り決める。
■主催:3社
Design Stories
SHIMOKITA COLLEGE新世代賞実行委員会
小田急電鉄株式会社
■お問い合わせ・作品提出先
第7回アート&デザイン新世代賞事務局.
(SHIMOKITA COLLEGE新世代賞実行委員会内)E-mail:shinsedaisho@hlab.college
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