さあ、今日も簡単で美味しいレシピをご紹介いたしましょう！
フランスは秋休みに入り、高校生の娘が暇を持てあましております。毎食ごはんを考えるのも大変なので、「暇なら、何か作って？」とけしかけてみたところ、意外にも「オッケー」という返事が返って参りました。
彼女が作りたいのは「トマトタルト」。材料を聞くと、パイ生地、いろんな色のトマト、紫玉ねぎ、にんにく、ジェノヴェーぜソース、パルメザン。ブラータを最後にのせるの！とのこと。パイ生地といろんな色のトマト以外は全部家にありました。

娘が真剣にiPhoneを眺めているので覗いてみると、どうやら、たくさんレシピがあるようです。
もともと、フランスの伝統的なトマトタルトはパイ生地に粒マスタードを塗って、トマトを並べて焼く、というもの。冷凍食品店ピカールでもトマトタルトは定番商品というくらい、フランスに昔から存在する定番の一品なのです。
それをアレンジし、流行りのブラータをのせ、映える感じにしたのが今日のレシピ、となります。娘はいろんな人のレシピを見て、自分の好みのトマトタルトレシピ、というか、組み合わせを決めたようです。

まずはパイ生地をパイシートを敷いたオーブン皿の上にのせ、真ん中にジェノベーゼソースを薄く塗ります。ジェベーゼは手作りが絶対美味しいですが、南仏で買った美味しそうな瓶があったので、それを使うことに。
ジェノベーゼソースを塗った上にまんべんにパルメザンを削って、薄く切ったトマトを並べます。
今回は緑と黄色、赤のトマト、赤のミニトマトを交互に並べていきました。
トマトが並べ終わったら紫玉ねぎをちらし、ニンニクの薄切りも並べ、最後にフラードセル（塩の華）、オリーブオイルを全体に回しかけ、準備完了！
200度のオーブンで20分焼きます。

焼き上がったらブラータの中身を真ん中において、冷蔵庫にあったトリュフのオイル漬けとそのオイルも足して、完成。なんとも、若い娘っ子たちが喜びそうな映えるタルトになりました。もちろん、トリュフはなくても大丈夫！

生ハムを添えていただきましたが、これが、想像以上の美味しさ！白ワインにもぴったり。アペロやパーティーの一品にもいいと思います。
イマ風のトマトタルト、日本人のおばさんにはとても新鮮な味でありました。フランスの若い子たちが好む味、ぜひお試しください！