この1年公式戦でまだゴールを決めていません。
チームでの出場機会も少なくなってきています。
契約も来年で切れます。
今年32歳。絶賛崖っぷちです。

こんな悲惨な状態はプロになった最初の３年間以来かもしれない。
あの時はどんな心境でサッカーしてたんかなー？
「今後どうなるんやろー？」っていう不安と「ここで成長して結果残してやる」というワクワク感だけで多分いてたんやと思う。
2軍の試合やトップチームでの限られた試合の中で、少しずつ手応えを掴んで自分の道を切り開くことにやっぱり緊張感や刺激を感じていた毎日やったと思う。
俺はこれからどんな経歴を辿っていくことになるのだろうとあの頃は活躍する先輩たちを見つめながら興奮してもいた。
クラブでプレーし、代表でプレーし、色んなものを背負ってる時の興奮や刺激ももちろん好きです。
でも今の自分はまさにプロ生活がスタートした最初の時と同じ状態にあるのだと思う。
もちろん、年齢や環境や状況は違うし、経験してきた事もぜんぜん違う。
でも精神状態は同じで、むしろ岡崎はもう終わっていくという逆向を突き進める。
もう後がないというこの状況ってある意味とっても貴重なんやと思う。

一年後俺はどこでプレー出来るんだろう。
今後、もしかすると、毎年がそういう状態になるかもしれない。
でも、この崖っぷちの状態こそ、それは俺にとって初心に戻るためにも、新しい自分を発見するためにも、理想なんじゃないか。

今、俺はどのあたりにいるんだろう。
それすら分からなくなりそうな状況ですが、俺は今、この瞬間を楽しんでいます。
それが俺の現在地です。