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家庭フレンチの定番を「寒い夜は、モンドールフォンデュで」 Posted on 2023/12/04 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

フランスは一気に寒くなりました。外はマイナス1度。
そんな日は、日本風のお鍋で温まりたいところですが・・・、今夜は家族のリクエストで、フランス風にモンドールフォンデュで温まることにしました。

モンドールとは冬場限定のチーズです。
製造期間が8月15日から翌年の3月15日までと決まっているため、市場に出回るのは9月後半から3月の末あたりまで。他のチーズより少し高価なので、ノエルやお正月といったパーティーシーズンには欠かせないチーズでもあります。
味の説明は難しいですが、トロッと熟成したモンドールは、濃厚なミルクとエピセアの香りが口の中に広がるとっても贅沢な味。そのまま生で食べても美味しいですが、フォンデュの場合はオーブンで表面をカリカリに焼くので、香ばしさが加わり、また違った味わいに。

家庭フレンチの定番を「寒い夜は、モンドールフォンデュで」



木箱のままオーブンに入れられるので、チーズフォンデュやラクレットよりも手軽にフォンデュが楽しめ、しかも、そのまま捨てられるという特典付き。

ポイントは、焼く前に木箱の底を水で1時間ほど濡らしておくこと。木箱がオーブンの中で割れてしまうのを防ぎます。
下準備は、チーズにナイフの先端で穴を開け、小さく切ったニンニクを差し込み、上から白ワインを大さじ1ほどかけ、ナツメグを少しふりかけて180度のオーブンへ。

家庭フレンチの定番を「寒い夜は、モンドールフォンデュで」

30分ほど焼いて、チーズの表面に焼き色がつき、中からチーズがふつふつしてきたら完成。
モンドールを焼いている間にじゃがいもやブロッコリーを茹で、ハムを並べておきます。
テクスチャーはチーズフォンデュやラクレットよりもサラサラしています。

お皿に野菜をとり、あったかいとろとろモンドールをかけて、ボナペティ。
白ワインがすすむ〜!

家庭フレンチの定番を「寒い夜は、モンドールフォンデュで」

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。