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フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン! Posted on 2023/04/22 ルイヤール 聖子 ライター パリ

 
「フランス人の発想は一体どこから来るのだろう?」
と思うほど素敵なデザインが、この国には溢れています。
それはファッションやインテリアだけでなく、日常手にするパッケージにも言えることで、いつもの暮らしにちょっとした癒しとトキメキが加わります。
本日は、「これは捨てたくない…」と思ってしまった可愛いパッケージ・デザインをいくつかご紹介したいと思います。
 



フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
お茶が欲しいと思いインターネットを検索していたら、見つけてしまったのがこちらのティーBAGです。
なんと、ミニチュアダックスフンドを“お散歩する手”が付いているではありませんか。
 

フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
味も確認せず一目ぼれで購入したティーBAGですが、リンゴと薔薇、ハイビスカスの華やかなハーブティーでした。
短いアンヨと尻尾がとても可愛らしいです。
他にも月やハイヒールなどユニークなデザインがたくさん並んでいました。
そしてコットン部分は繊維の街・リヨンの工房で一つ一つ手作りされたそうです。
飲んだ後は捨てなくてはならないのですが、今までで一番捨てるのを躊躇したティーBAGでもありました。
 

地球カレッジ



フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
近頃のフランスでは、化粧品のデザインがよりシンプルに、ジェンダーレスになってきた印象を受けます。
そんな中で目を引くのが、全く逆のデコラティブなデザイン。
特にフランスでは老舗ブランドにそのような傾向があります。
 

フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
「Oriza.L.Legrand(オリザ・ルイ・ルグラン)」は、オペラ座近くにあるパリ最古の香水ブティックです。
創業は1720年で、マリー・アントワネットのお抱え調香師さんが開いた香水店となります。
香りはとてもクラシック。
女性のパウダリーな肌を思わせるようなフレグランスが多くあります。
 

フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
そしてこちらの石鹸は、パッケージが抜群に可愛いです。
ギフトにももちろん良いですし、集めて洗面台に並べたくなるデザインをしています。
今、このようなデザインを見つけるのは逆に難しいので、アンティーク好きの方には心が弾むようなパッケージです。
 



フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
パリ最古のコンフィズリー(お菓子屋さん)「ア・ラ・メール・ドゥ・ファミーユ」も、アンティークな雰囲気にたっぷりと包まれています。
こちらの建物はパリの歴史的建造物にも指定されるほどです。
 

フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

※フランスで一番古いとされているキャラメル飴「ル・ネギュス」が入っていた缶。

 
ノスタルジック風の缶が素敵な「ル・ネギュス」。
現在このキャラメルを作る職人さんはフランスに一人しかいないそうです。
そのため大量生産ができないという「ル・ネギュス」ですが、缶はいただいた後も大変役に立っています。
私は香水の試供品入れとして活用していますが、クリップ等を入れてオフィスに置いても良さそうです。
 



フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

 
最後はフランスの「塩」です。
フランスの塩は総じてレベルが高く、デパートの塩コーナーなどは用事がなくてもついつい見てしまいます。
しかし写真はなんてことのない、誰もが知るフランスの卓上塩「La BALEINE(ラ・バレーヌ)」。
ほぼ一家に一台です。
ただフランスは「なんてことのない」商品も逐一可愛らしくて、キッチンでの気分が(少し)上がります。
塩・胡椒のデザインは一般的に殺風景だったりしますが、こちらには灯台やクジラが描かれていて、しみじみ可愛いなと思っております。
 

フランスで見つけた、可愛いパッケージ・デザイン!

※ミニサイズの塩・胡椒セット。

 
ちなみに七味は日本から持ってきたものです。
フランス人としては、日本の七味デザインに逆にグッとくるらしいです。
このようにフランスのパッケージは可愛いデザインで溢れています。
いつまでも取っておきたいと感じるので、ゼロウェイストやエコにも繋がりそうです!
 

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Posted by ルイヤール 聖子

ルイヤール 聖子

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2018年渡仏。パリのディープな情報を発信。
猫と香りとアルザスの白ワインが好き。