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サニタリールームが可愛くなる、パリで見つけたキュートなオーラルケアグッズ Posted on 2024/03/02 NANA メイクアップアーティスト パリ
フランスでも、日本と同じようにオーラルケアが大事と言われています。
ただ、日本ほど多くはないのがフランスの歯医者さん。
予約までの時間も長く、やっと行ったら担当の先生がバカンス中だった、なんてことがよく起こります。
そのためフランスでは、予防用のオーラルケアグッズがとても充実しています。
可愛いパッケージやナチュラル志向のものもたくさんあって、見ているだけでも気持ちが華やぎます。
毎日のケアに欠かせない歯磨きやマウスウォッシュは、フランスの場合、街かどの薬局やスーパーで購入することができます。
その中でひときわ目立つのが、100%フランス製のキャッチーなアイテムたちです。
270年の歴史を持つ老舗メーカーのものや、BIOスーパーのもの、オーガニックコスメブランドのものと色々あるのですが、フランスらしいデザインと色使いに一目惚れしてしまうことも少なくありません。
左上:1755年から続くフランスのオーラルケアメーカー「Botot(ボト)」。ガラスボトルで、シックなデザインがパリの古いアパルトマンにも似合います。
左下:フランスのパスティーユ(ミントタブレット)。フリスクよりマイルドで、ほんのり甘いミント味です。
右:フランスのBIOスーパー、「ナチュラリア」オリジナルの歯磨き。
歯磨きのチューブも可愛らしいデザインが揃っています。
特にオーガニック系は歯磨き粉らしからぬデザインで、パッと見では化粧品と間違えてしまうほど。
これらのほとんどは低刺激性なのですが、ミント以外にはフィグ(いちじく)味やスパイス風味、ココナッツ味などキャンディのようなフレーバーが揃っています。
フランスのオーガニックコスメブランドではオーラルケアがマストに。脱プラスチックの歯ブラシもたくさんあります。
歯ブラシも脱プラスチック化が進んでいます。
特に竹歯ブラシはフランスでも人気で、へッドだけを取り換えるタイプがたくさん出てきました。
今ではパリのセレクトショップやデパートのほとんどに、竹歯ブラシが置かれています。
また固形タイプの歯磨き粉にも注目が集まっています。
これは歯磨きタブレット「dentifrice à croquer」と呼ばれるもので、使い方はタブレットを歯で噛み砕いてから、水で濡らした歯ブラシを使用して歯を磨きます。
パッケージもプラスチックである必要がないため(ほとんどが紙製)、ナチュラルでやさしい印象を持ちます。
舌ブラシも同じで、最近では繰り返し使えるタイプのものが多くなっています。
たとえば銅製の“タング・スクレーパー(U字型の舌クリーナー)”などは、そのサステイナブル性が受け入れられたのか、パリでも見かける機会が増えてきました。
パッケージ、本体のデザイン、付属の巾着のどれもが可愛くて、サニタリールームの雰囲気が明るくなりそうです。
パリのセレクトショップにあるタング・スクレーパー。マーメイドと、手で持つ部分の貝殻デザインが可愛いです。
https://www.instagram.com/p/Cmn1W_AI7MN/?hl=en
COSMIC DEALERインスタグラム
フランスではこのように、オーラルケアグッズも可愛いデザインのものがどんどん増えています。
シックさは老舗が一番ですが、今ではペールトーンのやさしい色味・さっぱりしたデザインが増えているのが特徴です。
Posted by NANA
NANA
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