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マレーシア人が守る3つの健康法 Posted on 2017/11/07 石川 徳仁 書道家 マレーシア・クアラルンプール
マレーシアは2020年までに先進国入り(1人あたりGDP10,000ドル)を目指している。
2016年において9360ドルなのであと一歩だ。
個人的にはその国の発展度合いはオーガニック製品がどれほど出回っているかが非常に大きなポイントかと思う。
マレーシアも例に漏れず、どこのスーパーマーケットや薬局などに行ってもオーガニック製品を目にするようになった。
その中で特に最近目を引くのがグラノーラ。
日本でもたくさんのメーカーがグラノーラを販売しているがマレーシアも同じだ。
そして妻に言わせるとマレーシアのものは日本のものより味が美味しいらしい。
実はマレーシア人は人口の約半数が糖尿病もしくは糖尿病予備軍と言われている。
マレーシア人は日本人に比べ基本的に背が低く、ぽっちゃりとした体型で、お腹が出ている人が多い。
南国特有の外食文化でたっぷりと砂糖を使ったコーヒーや紅茶を常飲し、車社会で年中暑いため運動習慣が日本よりも少ないことが特に影響していると思う。
それにしてもかなり危ない数値だ。
もちろん不健康であることは本人たちが一番よくわかっている。
その為、経済の発展や所得の増加に伴い、かなり健康意識の高い人が増えてきている気がする。
もともと中華系マレーシア人は漢方の知識も豊富で、たまに敬虔なクリスチャンや仏教徒でビーガンの人にも会う。
そして、通常コンドミニアムにはジムやプールがついているが、それでもフィットネスクラブは街中にたくさんあり、多くの人が通っている。
マレーシア人の健康の3原則は、
「なるべく食べない」「動き過ぎない」「よく寝る」
と言われている。
マレーシアの人にとって食べることは円滑なコミュニケーションと人生を楽しむ上で最も大切な要素だ。
今後マレーシア人の健康に対する意識はどのように変わっていくのだろう。
Posted by 石川 徳仁
石川 徳仁
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起業家・書道家。愛知県生まれ。法政大学経済学部卒業。2012年家族でクアラルンプールに拠点を移す。アート、クリエイティブ、テクノロジー、哲学など興味の幅が広く、「一人一人がより個性の生きる社会の実現」をミッションとし数社の経営をしながら書道家としても活動中。クアラルンプールのIsetan The Japan Store内にて書道教室を週2回開催。2010年 東久邇宮文化褒賞受賞