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もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。 Posted on 2017/08/07 松尾三保子 デザイン&コーディネーター 韓国・ソウル

老若男女問わず美容と健康への関心が熱烈な韓国。ジムやプールは当然ごった返している。
夏休みと言えば短い休暇をとってプチ整形という人も老若男女問わず少なくない。
ホクロやシミとり、ボトックス注射や美白、脂肪吸引、二重整形……。

美容健康の流行が急変する中、どちらかというと「見た目重視」だったこれまでに比べると、最近ではライフスタイルそのものにも変化が感じられる。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

西洋医学と東洋医学が両立する韓国では、人参(インサム)、棗(ナツメ)、ウコン、菊芋、ゴーヤ、ご飯を炊く際にお米に混ぜて使用する黒豆、レンズ豆、アマランサス、キノアなどの穀物類、これらの食するには多少手間のかかる自然健康食品や漢方薬をはじめとして、がん予防効果があるとして人気急上昇のブラジルナッツ、その他アーモンド、クルミ、マカダミアナッツ、ひまわりの種などのナッツ類やドライフルーツは、すでに家庭の常備健康食品として浸透している。
一方、最近では手軽に楽しめるパック入りサラダや、低カロリー低糖のお菓子、健康ドリンクに至るまで、近所の商店街や大型マート、ドラックストアなどですぐに手に入る。

ここ2~3年は特に、小奇麗で洗練された商品が販売されるようになってきたことで、単に健康の為に健康食品を食するというよりは、健康食を手にすること自体がトレンド化しているように感じる。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

サラダカフェやクレンジングジュースカフェ、ビーガン(動物性の食材を使わない一種のベジタリアン)カフェも急増した。
主には若い女性が食事の代わりにするサラダ、ベジタリアンメニュー、価格も人気も負けず劣らずのクレンジングジュース(その場で野菜や果物をミキサーにかけるフレッシュジュース)などの専門店的おしゃれカフェ。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

使用する食材にはアボカド、グレープフルーツ、ブルーベリー、ケイル、ビート(ビーツ)などの輸入品食材も多く、以前の韓国では目にすることの無かった多彩なサラダドレッシングに至るまで、この辺に多少の不満を感じていた私も満足するほどバラエティーに富んだ発展を見せている。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

お手ごろなマルチコスメの流行もただならない。

特に、リキッドタイプのファンデーションがすでにスポンジに吸収されているタイプのコンパクト「クッションパクト」は、世界中のコスメブランドが競って発売するほどのヒット商品で、私と私の母も愛用中だ。
また、色素入りの糊状のジェルを眉毛や唇に塗り、一定時間乾かし、それを剥がすと色素が肌に浸透し、まるで化粧をしたかのように3~4日維持してくれる「タトゥーメーク」は、汗や水のせいで化粧崩れする心配が無いので夏の必需品だ。

これらの奇抜なアイデア商品の質の良さとリーズナブルな魅力に、私も日本帰郷の際にはトランクケース一杯に買い込むほどだ。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

季節柄欠かせないダイエット食品も常に話題の中心だ。
おなじみのガルシニアやココナッツオイルなどのサプリメントなどは、おおよそ海外の流行による輸入品が多いようで、日本で購入するのとそう変わらず、個人的にはあまり魅力を感じない。

とは言え、この夏ブームとなっている「カラマンシー」には私も手を出してしまった。
「カラマンシー」とは主にフィリピンで食される柑橘系の果物で、100%原液を水に薄めて飲むと脂肪分解などのデトックス効果に優れているらしい。
例のごとく期待は出来ないが、良い結果がでたらご報告するということで……。
 

もはや、ヘルシーはトレンド。韓国は今、美容健康バブル時代。

 
 

Posted by 松尾三保子

松尾三保子

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佐賀県生まれ。2004年より韓国ソウルに在住。映画、出版、音楽、旅行業界など、多彩な分野でデザイナー&コーディネーターとして活躍中。夫は韓国人の音楽家。