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マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密” Posted on 2023/10/09 Ako アーティスト/フリージャーナリスト パリ

 
「醸し出す雰囲気が美しいな」「どこか芯が通っていて素敵だわ」と私が思ってしまう大人のパリジェンヌたちが、必ずと言って良いくらい日常でしていることがあります。  
答えはシンプル、スポーツです。
 

マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”



 
本当にびっくりですが、私の周りの素敵な女性たちは、ほぼみんな定期的にスポーツをしているのです。
一番多いと思われるのはジム。
パリにはプライベートジムも公営ジムも至る所にあります。
体操のノリで初めて、インストラクターに導かれ体が変わっていくのがわかるそう。
 

マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”

 
そして水泳。
室内温水プールもパリに多数点在。
我が家の周りも徒歩圏だけで4つもあります。
ウィークエンドの朝の定番にするパリジェンヌもたくさんいて、プールフレンドができるという話もよく聞きます。
ジョギングも人気。
どうやって調べたのかは不明ですが、パリはジョッガーが世界一多い都市という発表も何年か前にありました。
パリジェンヌたちはなかなかお洒落なスポーツ着で、セーヌ河岸や公園のみならず、カフェやブティックの立ち並ぶ街中や、オフィス街も、汗をかきかき赤い顔をして走りぬけます。
 

マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”

 
そしてクラシックやコンテンポラリー、タンゴやアフリカンなどのダンス教室も、言わずもがなの大人気。
ダンスはスポーツではない?なんて言う勿れ、長年ダンス教室に通うパリジェンヌたちの美しい、細い体にまとわる筋肉は、一朝一夕なんかではつきません。
因みにマダムアコもこの四半世紀、週に3〜5回の現代ダンストレーニングが欠かせないのです。
 

マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”



 
そのほかにも、有名クラブに入らなくてもパリ中に実は市営コートの多い(予約がなかなかな大変ですが)テニス、特に女性の教室が話題のボクシング。
そして週末にこのために郊外へ足を伸ばす、乗馬やゴルフ。
これらは、費用がずいぶんとかかり優雅に思えるかもしれませんが、簡単には上手になれず、爽快にこなせるようになるまで実はかなりの努力と忍耐が強いられるスポーツです。
 

マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”



マダム・アコのパリジェンヌ通信”パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密”

 
パリジェンヌたちは体のラインに良いから、健康に良いから、色々なことがある毎日の中での気分転換になるから、とこれらのスポーツを始めます。
それはお国柄を問わず日本の大人たちと同じです。
しかしやり始めるまでなかなか大変!で、続けるのもなかなか大変!という方も多いのではないかしら。
だからこそ多忙な日常に取り入れ、定期的にずっと続けている人々には、心身に芯が宿ると私は確信しています。
なんたってスポーツをしている時は、自分という体に真正面に向き合わなくてはならず、自分の責任者はこの自分自身であることを突きつけられます。
やれた!できた!と思えた時の爽快感は堪らなく、知らず知らず自分に自信がついているもの。
できなかったら次に頑張る!と誓うか、諦めて辞めるかも自分次第。
だからこそそこから逃げず、言い訳なしに、週に一度だけだって続けている人たちは孤独にも強し。  
体のラインを美しくするだけではなく、自分への挑戦でもあるスポーツ。
独断と偏見ではありますが、パリジェンヌたちの心と体の媚びのない美しさの秘密が、ここにもあると私は思うのです。
皆さんもぜひスポーツの秋、堪能されてくださいませ。
 

自分流×帝京大学



Posted by Ako

東京生まれ。1996年よりパリ在住。セツモードセミナー在学中にフリーライターとして活動を始める。パリ左岸に住みアートシーン、ライフスタイルなど、生のフランスを取材執筆。光のオブジェ作家、ダンスパフォーマーとしても日々活動。