PANORAMA STORIES
世界のクリスマスストーリーズ~ニューヨーク・パリ・メルボルンetc編 Posted on 2016/12/24 辻 仁成 作家 パリ
クリスマスイブになりました。
みなさん、今夜はどのようなイブを計画されていますか?
大勢で盛り上がる人も多いでしょうが、一人で静かにイブを過ごされる方もいるでしょう。
寂しいことはないです。私たちが一緒ですから。
家にいながら世界旅行が楽しめるDS、そして、次の旅行地を探すのに最適なDSを目指します。
今後も世界中の特派員の協力を得て、地球規模の記事、企画を作っていけたらなあと思っています。
イブの夜はアメリカ、オーストラリア大陸、そしてパリからのクリスマスを。
讃美歌が聞こえてきそうですね。
アメリカ、ニューヨークより
トランプが次期大統領に選ばれてから、住宅街のクリスマスのデコレーションが増えたような気がする。
そう感じたのは僕だけじゃないみたいだ。
この人たちがトランプに投票した”隠れトランプ”だったのかな。
アメリカ、ニューヨークより
今年は(大統領選でいろいろあったし)いつもより心がざわざわする冬ですが、今年もロックフェラーセンターでは
クリスマスツリーが街を静かに見下ろしています。
西オーストラリア、パースより
きっと、南半球で夏だから「サンタがサーフィンに乗って!」とか言うんじゃない、なんて思われてるんだろうな・・・。途方に暮れてショッピングモールを歩いていたら、なんと汗だくの、正真正銘、夏サンタに遭遇!
本物だ〜!
オーストラリア、メルボルンより
メルボルン・タウンホール(市庁舎)はクリスマス・シーズンの夜、プロジェクション・マッピングをしています。
カラフルでかわいくて、毎年テーマが変わるのでいつも楽しみにしています。
が、こちらの夏時間は夜9時以降にならないと暗くならないので、上映はかなり遅めです(笑)
フランス、パリより
愛妻家ですからね、クリスマスには妻とル・ボンマルシェに行き、妻の欲しいものを買ってあげるのです。
本当にセンスのいいものをセンスのいい人が選んでいる間違いなく世界一のデパートだから、
私も妻も毎年たいへん満足をさせて頂いております。
この行事のおかげで、私は妻に離婚されることがないのです。妻は首を長くしてクリスマスを待っています。
ああ、なんてかわいい女なのでしょう。
パリより
グランパレ全体が、クリスマス休みの間スケート場と化すのは、今年で3回目。
光が、美しいガラスのドームに反射して、夢のよう。クリスマス気分が最高に盛り上がります!
パリより
カトリック教徒のフランス人にとってクリスマスは一年で一番大切な日。
パリ中の教会には「クレッシュ」と呼ばれるキリスト生誕シーンが飾られます。今はまだ、聖母マリアとジョゼフ、馬小屋にいた動物たちのみ。
25日の0時、真ん中にキリストが置かれます。
パリより
ウィンターヴァカンス、ノエルの季節です。パリ。ショコラの甘い香りが立ちこめて、観覧車が回り、メリーゴーランドも回る。世界中から路上でキスをする人たちが集まって、街は騒がしくロマンチックです。
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家。パリ在住。1989年に「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞、1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。ミュージシャン、映画監督、演出家など文学以外の分野にも幅広く活動。Design Stories主宰。