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寒くなると食べたくなる、パリ発祥のモンブランを食べ比べ! Posted on 2022/10/26 Design Stories
フランスを代表するスイーツといえば、なんといっても「モンブラン」。
寒くなると、なぜか食べたくなるのがこのモンブランのあであります。
ということで、パリのモンブランといえば、アンジェリーナ。
モンブランはその世界的に有名なフレンチ・パティスリー「アンジェリーナ」で生まれました。
アンジェリーナの創設者はオーストリア出身のパティシエ、アントン・ランプルメイヤー。
20世紀初め、南仏に開いた菓子店「ランプルメイヤー」で成功を収め、首都であるパリ、リヴォリ通り226番地に、息子の奥さんの名前であった「アンジェリーナ」という名のサロン・ド・テをオープンさせました。
オープンと同時に作家マルセル・プルーストやココ・シャネルなど、パリの著名人から絶大な支持を獲得、たちまちアンジェリーナは上流階級の社交の場となり、パリジャン、パリジェンヌが列をなしていたようです。21世紀になった今でも、アンジェリーナのサロン・ド・テには連日、そのモンブランとショコラショー(ホットココア)を求める世界中の旅行者が列をなしています。
アンジェリーナのモンブランは、小さなカップに入ったフランス風のメレンゲ、シャンティイクリーム(生クリームホイップ)をマロンクリームで包んだだけのとてもシンプルなもの。
特徴はもちろんマロンクリームにあり、渋皮のついた栗を使用しているため、他店のモンブランに比べて色も濃く、味も濃厚です。かなり甘いですが、栗の風味はたっぷり、餡子のようにぽってりとした食感で、まるで上生菓子を食べているような気分にもなります。
もちろん、アンジェリーナ以外にも、パリ中のパティスリーで秋のお菓子、モンブランが並びます。
design storiesパリ編集部のおすすめモンブランをご紹介しましょう。
セバスチャン・ゴダールのモンブランはマロンクリームも軽く、全体的に甘さ控えめ。アンジェリーナの半分くらいのボリュームですので日本人の胃袋にはぴったりかも。
Sébastien Gaudard Pâtisserie
1 rue des Pyramides 75001 Paris
Bontempsのモンブランは、いわゆるトラディショナルなモンブランではなく、モンブラン・タルト。
サブレが美味しいボントンならではのアレンジで、塩のきいたサクサクのタルト生地にたっぷりの生クリームとマロンクリームのバランスが◎。
Bontemps
57 Rue de Bretagne, 75003 Paris
ジャン=ポール・エヴァンのモンブランは9月頃から4月の週末限定。アーモンド風味のメレンゲが香ばしく、上質の生クリームとコク深いマロンクリームの相性ばっちりです。
Jean-Paul Hévin
231 Rue Saint-Honoré 75001 Paris
老舗ラデュレの正統派モンブランもおすすめです。ラム酒の効いたマロンクリームが特徴。
こちらはラデュレのモンブラン・アグリュム。柑橘系のジャムのようなものとマロンクリームの組み合わせもさっぱりとしておすすめです。
Laduree
75 Av.des Champs-Élysées 75008 Paris
これら以外にも、モンブラン味のエクレアなど、アレンジされた栗味のお菓子はどれも格別。
アンジェリーナなどは日本にも進出しているので、ぜひ、お試しください。
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