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家庭フレンチの定番を「シンプル・イズ・ベストのプレーンオムレツ」 Posted on 2020/06/18 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ
カフェのランチサービスの始まりは12時からですが、卵料理だけは朝も注文可能。どこのカフェにも、たいてい”コンチネンタルセット”というのがあり、そのセットにはクロワッサンやタルティンヌにプラス、卵料理がついています。どんな卵料理が食べられるかはカフェによっても違いますが、一般的には目玉焼きかオムレツ。オムレツといっても朝のオムレツは中に具がたっぷりというオムレツではなく、味付けは最小限の、至ってシンプルなオムレツになります。チーズやハム入りにすることもできますが、できればプレーンオムレツを食べてみて欲しいです。このカフェのプレーンオムレツが、思わず唸ってしまう美味しさなのです。オムレツにナイフを入れた時、ふわっと上がる湯気が美味しい証拠。
この味を真似しようと何度も家で試みましたが、なかなか思うように再現できません。どうやら、このオムレツの美味しさの秘密はバター(油)の量と、火加減にあるようです。家で再現するには、十分な火力と、十分なバター(油)を入れる”勇気”が足りないようです・・・。
フランスのオムレツといえば、モンサンミッシェルの高価なオムレツが有名ですが、その高価なオムレツと、カフェで食べられる普通のオムレツだったら、私は間違いなくこのカフェのオムレツを選びます。卵料理はシンプル・イズ・ベスト!
ただ、カフェのオムレツは卵3つ分くらいあります。それに加え、クロワッサンとバゲットまで食べてしまったら・・・、もうランチは食べられません。遅めの朝食、早めのランチという感覚で、いつかパリのカフェのプレーンオムレツを味わってみてください。
Posted by セギュール ちえみ(DS編集部)
セギュール ちえみ(DS編集部)
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