PANORAMA STORIES
アペリティフのお供に、チコリを使ったパリジャン風サラダはいかが? Posted on 2022/11/05 Design Stories
フランス人の常備野菜ともいえる「アンディーブ(Endive)」。日本語でいうチコリのことです。アンディーブは一般的に株から出た芽を遮光栽培したもので、フランスでは主に北フランスで栽培され、北フランス、ベルギー、リュクサンブールなどでは「シコン(Chicon)」と呼ばれています。
アンディーブの根を炒ってコーヒーの代用にしたカフェ・シコレも有名で、カフェインレスなのでフランスの妊婦やお年寄りは好んで飲んでいます。日本では、あの”爽健美茶”に入っているのだそう。特にこの根っこの部分は栄養成分が多く、古代ローマ時代には薬としても使われていたようです。アンディーブは水溶性植物繊維イヌリンをたくさん含んでいるので、血糖値の上昇を抑制する作用があり、欧米では糖尿病患者の食事の材料としても重宝されているようです。
アンディーブ料理といえば、アンディーブをハムで巻いてグラタンにしたものが代表的ですが、調理という調理をしなくても生のまま簡単で贅沢にアンディーブを楽しむことができます。生のアンディーブは歯応えがよく、ほんのりとした苦味が特徴。
アンディーブの全体をよく洗い(葉を一枚ずつ外して洗わなくても良い)、水気を切ったら、そのままザクザク切ってヴィネグレットを和えるだけ。立派なアンディーブサラダになります。サラダをお皿に並べ、美味しいロックフォール、フライパンで少し炒ったくるみ、茹でたまごをトッピングしたら完成。
アンディーブの苦味に合うのはちょっと甘めのバルサミコビネグレットです。バルサミコ酢を大さじ1、マスタード小さじ1、塩こしょうで味を整え、オリーブオイルを大さじ2加え攪拌させます。仕上げにハチミツを垂らせばより風味豊かに。このハチミツはトリュフ入りなのでトリュフの風味もプラスされ、贅沢なサラダになりました。
美味しいパンと、生ハムなんかを添えれば立派な食事になります。アンディーブのほんのりした苦味とロックフォール、くるみ、ハチミツの相性をぜひ味わってみてください。
週末のアペリティフのおともに、最適ですよ!!!
Posted by Design Stories
Design Stories
▷記事一覧デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
パリ編集部からパリの情報を時々配信。