JINSEI STORIES
人生は後始末「人生はつねに後始末の連続」 Posted on 2016/12/18 辻 仁成 作家 パリ
年末ですが、急に新連載がスタートします。
題して「人生は後始末」。
思えば、人生はつねに後始末の連続だったような・・・。やったことにきちんと決着をつけるというのは大事。
小生の場合、人生も後半へ向ってるわけでして、飛ぶ鳥跡を濁さず、去り際はきれいじゃないとね~、
人生は後始末・・・。いいタイトルでしょ?
終わり良ければ全て良し、といいますからね。はじまりは勢いなんですけど、終わりはその逆です。
終わりを見事に締めくくってこその人生かもしれません。
もちろん、いろいろな終わり方があるでしょう。
でも、人生を上手に終えることができた時、人はきっと生まれてきたことを納得するのです。
中途半端に逃げたり、裏切ってはいけません。
とことん、最後まで見届ける。そういう生き方を小生は良しとします。
つれづれなるままに、人生の後始末をここに記していけば、見えてくるのかな、未来・・・。
パリで15年も生活しておりますし、つらつらっと日常を書いてみたくなったわけです。
いろんな出会いや、いろんなしくじりや、いろんなハッピーを。
人生は泣き笑い、七転び八起きの繰り返しです。
気ままに語るラジオのような、誰にも読まれない日記のようなそういう走り書き、生きるために必要な言葉たち・・・ありがとう。小生はまだ生きております。
お互い、よく頑張ってきたなって、自分を褒めてやります。最後は感謝しかないわけですからね。
その時までこの連載、肩ひじ張らず続けることができたら素晴らしい。
人生は、後始末がちゃんとできた人のものですからね。
今日の後始末
「すいません。ごめんなさい、と謝ることも編集長の仕事なり」