JINSEI STORIES
サイドディッシュって大事。フランスで人気なのは「ニンジンのシリシリ」 Posted on 2025/04/29 辻 仁成 作家 パリ
アトリエの出口?にペンキを塗った。
あまりにサビており、みすぼらしいので、といっても、牛とか馬しか、いない世界だから、みすぼらしくても構わなかったが、自分的に、気分をあげたいので、好きな色のペンキで、出口世界を心地よくさせてやったのだった。
あはは、いったい、俺は何をやっているんだ!!!
ということで、一生懸命動いたら、腹が減ったので、ランチタイムとなったが、今日は、メインじゃなく、サイドディッシュについて、ちょっとご紹介させて頂きたい。
フランスにおいて、サイドディッシュでもっとも有名なものは、フレンチフライ、かな。
しかし、インゲンもよく食べられているし、ほうれん草のバター炒めも、よく付いて来るね。
しかし、個人的におすすめなサイドは、にんじんのシリシリなのだ。
にんじんのシリシリ??
フランスのスーパーに行けば、どこでも必ず売っている。
フランス人にはなくてはならないサイドディッシュのひとつ、これが、美味い。
もっとも、フランスのにんじんさんは、日本のような癖がなく、甘みが豊かなので、この「シリシリ」が重宝されておる。
でも、日本の土臭いにんじんでやったことがあるが、それはそれで、美味しかったよ。
※ フランスにお越しの際は、ぜひ、八百屋でにんじんを買って齧ってみてほしい、馬のような気分になれます。フランスの小学校、驚いたのは、学校から出てくる子供に、クロワッサンを与える感じで、にんじんを一本与えているお母さんがいらっしゃったこと。ま、珍しかったですが、フランスあるある、でございました。笑。
※ 今日もペンキ塗りが楽しかった、田舎の父ちゃんなのであーる。下、長靴をはいております。これが、父ちゃんの作業着、最近の・・・。
※ 後ろを振り返ったら、前兆メートル級の鯉さん!!! しかも、数えられないくらい、いた。自然の凄さ。
こちらは、今日のランチの写真、で、オレンジ色の物体が、噂の、シリシリ!!!!
主な材料、
にんじん1本、レモン、マスタード、はちみつ、オリーブオイル。
以上であーる。
では、作ってまいりましょう。
にんじんをチーズすりおろし器の一番大きい部分ですりおろし、塩をして10分ほどおく。
ボールにレモン半分、マスタード小さじ1、ハチミツ小さじ半、オリーブオイル大さじ3、塩コショウで味を整えたヴィネグレットを作り、水気をしっかり切ったにんじんをよく混ぜたら、えええ、もう、完成。
※ 写真のこういうすりおろし器が、こちらでは一般的でして、しかも、便利です。いろいろなものを、スリスリ、出来るので。
そして、下の写真が、シリシリだけの完成図となりまーす。必要ないですかね・・・。
ボナペティ!
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
ちょっと、マレ地区でのグループ展が近づいてきたので、一度、打ち合わせもかねて、パリに戻らないとならなくなりました。まだ、ペンキ塗らないとなりませんが、パパっと仕事やっつけに行ってきます。パリに戻ると、アジア食材店に行き、米とか、味噌とか買い込みます。ま、生きるということは、いろいろとやらないとならないことの連続で、大変ですね。みんな、がんばりましょう。えいえいおー。
父ちゃんの日仏展覧会最新情報。
・2025年、5月15日から、パリのグループ展に立体作品を一つ発表します。会期は5月15日~6月中旬くらいまで、一か月、パリ、マレ地区の画廊20THORIGNY。
・7月9日から日本橋三越本店、コンテンポラリーギャラリーで、2週間、個展「LE VISITEUR TOKYO」開催。
・7月23日から、岡山天満屋本店で、六日間、「LE VISITEUR OKAYAMA」開催。
・10月13日から、パリ、20THORIGNY画廊で、2週間、個展開催。
・2026年、1月15日~3月15日くらいまで、二か月、パリ、日動画廊にて、グループ展に5作品展示予定。(詳細は決まり次第、発表します)
父ちゃんの月三回の生放送ラジオ・ツジビル、夏のイベント情報なども、ツジビルから!!!
☟