エヴァーマインズというロックバンドを率いるぼくの音楽仲間のエリックが愛すべき家族と現在日本旅行の真っ最中なのだが、毎日のように、エリックから「日本は素晴らしい」とメッセージが届くので、めっちゃ、嬉しい。
日本人としては、めっちゃ鼻が高ーい。
「いつか、辻のバンドと日本ツアーをやりたい」
ビンテージギター屋をみつけて、感動したエリック、日本熱が爆上がり中。
同じ頃、息子の友人のお母さんも日本を旅行して盛り上がっているらしい。
とにかく、ぼくの周囲のフランス人、みんな日本にいるのだ、すごいね。（バカンス時期だから・・・）
「もう、フランスに帰りたくないよ」
あはは。なんで？
「だって、どこも素敵なんだ、楽し過ぎる」
奥さんのクリステルは、地下鉄に乗っても財布をとられる心配をしないでいいことに衝撃、と褒めたたえていた。
「それに、どこもかしこも綺麗なのよ。どこもかしこも美味しいんだもの」
だって、ふふふ、だよね。
今、たぶん、世界で一番人々を魅了するのは日本かもしれないね。
日本はついに観光立国になってしまった。
いい意味でも、そうでもない意味でも、世界は日本をほっとけない。
もしも、エリックをみかけたら、よろしく、伝えてほしい。
本当に素敵なミュージシャン仲間なのだ。（近々、パリで、一緒にライブをやることになると思います！）

※　お子さんたちは未成年だから、顔を隠しておくね。
おお、東京駅！！！　
懐かしい、去年の夏は東京駅新幹線口に隣接するホテルで一か月滞在したよ。大丸の食堂街の「鶏繁」で週に三回、焼き鳥弁当買ってたっけ、美味しかったよ。エリックにも教えてあげたらよかったねー！

※　エリックが発見したビンテージギター専門店！　どこだ！

※　やっぱ、金閣寺、行ったのか、三島先生！

※　娘のエリオノールちゃん、かわいいんだよ。性格もすごくいい。日本が大好きなんだね、わかるわかる、この世代の子たちはマンガの影響もあるし。

ということで、友だちが日本を満喫している、というだけで、超嬉しい、父ちゃんが、今日ノルマンディの田舎で食べたのは、ズッキーニのショートパスタなのだ。
話しがぜんぜん、飛んでるやんけ！
前回、紹介したちょっとねじれたショートパスタ「トロフィエ」が残っていたので、これで、作ったよ。
美味しくできたから、ご報告しまーす。

主な材料だよ。
左上のが、トロフィエ、これ、ソースが絡むので、めっちゃ、美味い。
こんな風にカットして、ズッキーニがメインだから、トロフィエみたいに縦長にカットした。
あと玉ねぎ、ソーセージ、とかね。
ソーセージじゃなくて、鶏ひき肉とか、豚ひき肉だったら、もっとおいしいかも。あはは。冷蔵庫にフランクフルト・ソーセージしかなかったんだ。
でも、なんでもええ、よ。工夫してね。なんでもええっちゅーねん！
大事なのは、ソースを絡める行程だから・・・。

さて、じゃあ、いくで。
なんか、ニンニクと一緒に、肉ものを焼いて、一度、それを取り出し、そのフライパンで、野菜を炒めるよ。こういうところは、だいたい、いつもと一緒ね。

ソーセージを戻して（鶏ひき肉とかの場合も一緒だよ）、そしたら、クリーミーにしていくので、白ワイン、生クリーム、レモン、牛乳を、どれも、ちゃちゃっと入れてみて。
牛乳と生クリームはバランスみて、調整するように。酸味の好きな人はレモンをたくさん絞ってもいいよ。
そして、塩胡椒。
最後に、パスタのゆで汁で、伸ばして整える。
乳化だけの問題じゃなく、ゆで汁がかなり決め手になるので、様子見て、加えてね。

最後に、麺を投入し、しっかりとあえたら、完成だ！！！！
おっと、お約束のパルメジャーノ・レジャーノを、すきなだけ、スリスリ、どうぞ。

レモンの酸味とズッキーニがよくマッチするんだ。
ソースがトロフィエの構造とよく絡むので、風味豊かなショートパスタになるから、やってみてね。
野菜は、玉ねぎ、ズッキーニ、は重要。
お肉は何でもいいよ。ただ、レモンは、必需品。
この、トロフィエというパスタはお勧めだから、探してもらいたい。ソース系なら、なんでも最高の仕事をしてくれますよ。ジェノベーゼのトロフィエとか、最高～。
ボナペティ！

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
日本って、経済はたしかにちょっと弱くなってしまったけれど、逆に、世界中の人の心をとらえてはなさないオーラが全開ですな。やっぱり、日本人の接客力が素晴らしい、とエリックたち、みんな口をそろえて言うんだよ。美味しい、綺麗、美しい、楽しい、優しい、これ、全部日本の独占だね、夏が楽しみだな。それまでに、ノルマンディで、仕事を終わらせなくっちゃ！！！えいえいおー。

※　夏にちょっと日本で歌うことになりました。秘密のライブ、さらに、超秘密のライブもあります。えへへ。