実は、パリ右岸に福井出身の松井シェフがやっている蕎麦屋、「東郷」がある。
もちろん、つるつるな喉越しの越前蕎麦はうまいのだが、そこで、ぼくが必ず注文するのが、福井名物「ソースカツ」ということになる。
これで、ビールを飲んでからの蕎麦はもう、なんともいえない。
パリで、福井を味わえるのだから、素晴らしい。
気取ったお店じゃないので、予約もとらないから、ぼくは並ぶのだが、並んでも食べたくなる、日本の味が、そこにはある。
ということで、今日は、東郷自慢のソースカツを作ってみることにした。
みなさん、一緒にやってみましょう。
松井シェフからも、ソースに関して、アドバイスを頂いているので、これは作ってもらいたい。とにかく、美味い！

要はとんかつなので、豚肉に衣をまぶすところまでは、普通のとんかつ作りと一緒だ。
ただ、木槌とか、麺棒とかで肉をなるべく、薄く伸ばした方がいい。
東郷のソースカツは、めっちゃ、薄い。薄いからソースが染み入る。
それと、パン粉だけれど、日本で売っている普通のとんかつ用の衣だと大きすぎて、ソースが絡みにくくなるので、目の細かいパン粉を使わないとならない。
実はフランスのパン粉は、胡麻よりも小さな粒上のパン粉になり、これでやると、福井のソースカツと同じ感じになる。
日本でも目の粗くない細かなパン粉が売っているらしい、それでやるように。
もし、見つけられない場合は、一度、フードプロセッサーにかければ、細粒のパン粉が出来るので、それがいいだろう。一瞬で出来るから、やりましょう。
下の写真のようになる！！！

そして、次の難関が、ソース作りである。
松井シェフからも教わったコツもあるので、ご自宅でやる時、以下を参考に、やってもらいたい。
松井シェフのやり方は、「トンカツソース＋蕎麦のつゆ」なのだそうだ。
なるほど、そうだったのか！！！
知らなかった。ラインで聴いて、知って、驚いた！！！！
たしかに・・・。人生の修行が足りんかった。(-_-;)反省。
蕎麦の汁がない人は、麺つゆでもいいと思う。麺つゆなら、あるね。
その場合、ケチャップをちょっと加えてもらいたい。酸味が出る。
トンカツソースじゃなく、ウスターソースでやるともっと酸味が出る。
ソース（トンカツソースだと濃厚になる。ウスターソースだと酸味が出て完璧）＋醤油＋みりん＋酒＋ケチャップちょっと、
もしくは、
各種ソース＋麺つゆ＋ケチャップちょっと、でよい。
ウスターソースとトンカツソースでは濃度と酸味が変わって来るのだけれど、お好みで、どうぞ。

※　このくらいの濃度で！

揚げたとんかつをさっと、ソースカツソース（笑）に潜らせれば、完成となる。
御覧いただきたい、この照り感～！！！！
料理はぼくの偉大なる趣味～・・・・。
特に、なんにもしてないのに、この照り感、やば、最高じゃないか！！！！
東郷で食べるソースカツにはもちろん勝てないが、でも、かなり、美味しくできるので、みなさん、やってみてね。
人生勝ち負けじゃありませぬ。どう楽しむか、で、人生は豊かになります。ソースカツで、人生に勝つ。えへへ。
パリ在住の皆さんは、右岸、「東郷」へ、どうぞ！
東郷さん、居酒屋風なのりで、ぼくは最初に、小鉢（キャベツの塩漬けなど）とかソースカツでつまみながら、呑んでから～の、最後に、蕎麦でしめています。
しかも、日本酒に蕎麦つけて、食べてるのが、通、というもの
あはは。
ふー、酔いました。
ボナペティ！

先日、ノルマンディ、アトリエの庭に咲いているのが、「アーモンド」だとお伝えしたのだけれど、読者の皆さんから、「桜」じゃないのか、という意見が相次いだので、フローリストさんに相談をしたら、どうやら、桜、のようであった。
あはは。
マジか！！！！
桜だったら、超、嬉しい。
すごい、アトリエ、夏には、完成するぜ！！！
えいえいおー。

※　専門家の皆さん、ご教授ください。

※　音楽を引退し、作家＋画家、で頑張る、表現者の父ちゃん。人生を豊かにソース勝つ！

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
パリに戻る途中のインターの休憩所に、日本人観光客の皆さんが、たくさん、いました。最近、ぐんと日本人のツーリストが減っていたので、嬉しかったです。モンサンミッシェルの帰り道だったのかな。フレンチに飽きたら、東郷か、国虎で、和食、どうぞ。

【お知らせ、まとめ】
１，エッセイ集「犬と生きる」好評発売中。マガジンハウス刊
２、ラジオ・ツジビル生放送、月３回、次回は、25日、日本時間、２２時スタート
３，引退ライブ公演のＤＶＤ記念ボックス：
https://tunagate.com/community/vlKQvE5b/products/21
４，個展「LE VISITEUR TOKYO」、三越日本橋本店、2025年7月9日（水）～21日（月）詳細は、６月ごろに三越のHPにて発表。
５，個展「LE VISITEUR OKAYAMA」、岡山天満屋：2025年7月23日（水）～28日（月）
６、サティとラベルの曲を演奏しながら、これまでの作品をも鑑賞できるYouTube

７，パリ個展「LE VISITEUR PARIS」、ギャラリー、２０THORINY。１０月中旬からだいたい２週間、予定。まもなく、発表します。
８，引退公演「大阪フェスティバルホール」ライブ配信、全プラットホームにて。