JINSEI STORIES

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ Posted on 2025/02/20   

某月某日、田舎のアトリエがじわじわと出来上がりつつあるのだけれど、その駐車場スペース? っていうか、なんだろ、庭があって、そこに、四角く囲まれた畑があった。
これはハーブとかを育てる畑なのである。ここで野菜を育てることを仏語で、ポタジェ、と呼ぶ。
家を持っている田舎の人たちは、だいたい、みなさん、家庭菜園をやっている。
パリにも、場所によっては、区とかが運営する市民の畑がある。やはり、こういうものなのだ。
実はこの小さな畑を自由に使っていい、という許可を得たので、ここで、ハーブとか、紫蘇とか、オクラとか、育ててみようかな、と思ったのだ。
なので、友人のジェロジェロに頼んで、ここを今、綺麗にしようとしている。どうやって? さ、どうやるんだろうね。ニスを塗ったり、土を入れ替えたり、種を植えたり・・・。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ



ということで、今日はアトリエに机とか、イーゼルとか持ち込んだので、ジェロジェロの仲間が手伝いに来てくれたのだ。
で、彼らはウクライナとかモルダブの人たちなのだけれど、日本食を食べたことがない、というので、ふふふ、牛丼を食べさせることにした。食べさせるというとえらそうだな、食べて頂くことにした。あはは。
「ぎゅーどん?」
「いえーす、日本人のソウルフードだよ」
「へー、食べたいな」
ということで、アパルトマンで下準備をして、アトリエに運び、ガスコンロで温め、器に詰め込んで、みんなに食べて貰った。
でも、みんなで暖炉のまわりに座って、スプーンで!!!
「美味しい!」
「うまい!!!!」
「なんじゃこれ!!!!」
ふふふ、大うけであった。
やはり、美味いものは、全世界共通なのであーる。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

ということで、今日は、父ちゃん風・牛丼の作り方。
まずは、材料:
牛薄切り肉、500g
水、500g
醤油大匙5,
砂糖大匙5,
昆布茶、小さじ1~2
白ワイン大匙3,
ダシダ、大匙1
生姜、おろしたものたくさん。

鍋に水をいれ、沸騰したら、上記調味料をいれて、玉ねぎのスライスを、くつくつと、煮込む。
色づいてきたら、肉を、くっつかないように、一枚一枚、剥がしながら投入していく。
味をみながら、塩胡椒とか、ともかく、ここで決めてになるのが、生姜、なのである。
ぼくは結構大量にいれちゃう。
辛くしたければ、唐辛子、推奨ね。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

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小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

美味しそうでしょ??? 昆布茶が決めてだね。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

※ いつものメンバー、今日はジェロジェロとアレックス、イヴァンさんらが手伝ってくれたので、車止めのスペースに横たわる倒木とかを、どかしてもらったり、畑の掃除とか、荷物の搬入、とかした。倒木は小さく切って、薪にするのだ。あはは。



そうそう、昨夜は、チャールズの店に行って、久々にフレンチを食べたのだけれど、
「今日は、スペシャルを用意した」
とチャールズが、言い出したのだ。
彼はぼくが行くと、いつも、メニューにないものを作って出す。
「なに?」
「和食を作ったから、食べてくれ」
わあああああ、笑。
チャールズは、とにかく、ぼくに和食を食べさせたくてしょうがないのだけれど、正直、美味しいのだけれど、微妙に和食じゃないし、実はメニューに載っているものが食べたい、あはは。
ま、でも、友だちだし、日本人をぎゃふんと言わせたいのだろうな、わかるわかる。
よーし、食べてやろうじゃないか。じゃなくて、食べさせて頂きます!!!
みんな日本が好きなんだから、しょうがないね。
ぼくの牛丼にはかなわないとは思うけれど、メニューにない和食コースをぼくのためだけに、作ってくれたチャールズに感謝だ!

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

これ、刺身、マリネされてるのだ。
柑橘系のなんか、ブリのマリネ、美味しかった。
白だしを使ったって、赤いのは、ザクロだよ。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

これはね、何だと思う?
左がアンディーブの柚子ソースがけ・・・。
右のが、ルジェという魚の照り焼き・・・。

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

で、これ、餃子。
中には、牛のテールの煮込みが入っている。もう、噛んだ瞬間、別世界。なんと評していいのかわからない。餃子の皮を使っているんだけれど、中は、イタリアン!!!

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

極めつけに、ユッケ。和食じゃないやんか!!!



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
充実した一日でありました。絵が日本に到着して安堵したからか、今日は寝起きが爽やかでした。家庭菜園日記もまもなく、スタートさせましょうね。るんるん♪

小さな畑を使えることになったよ。工事人の皆さんに牛丼弁当の差し入れ

自分流×帝京大学

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TSUJI VILLE