JINSEI STORIES

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい Posted on 2025/02/11   

某月某日、ぼくが描く絵の舞台は、ほぼほぼ、ノルマンディということになる。(もちろん、パリもだけれど・・・笑)
ここの建築物は、ノルマンディスタイルで、ちょっと、なんというか、絵本の世界のよう・・・。
どの家も、屋根が尖っていて、壁に這う柱の木目がきちんと出ており、歴史的な家々が多い。
中には、屋根の上に、クーポラがあるような建物もけっこうある。かなり、ある。
キューポラともいい、ドーム状の屋根のことを指す。
これがね、超かわいい、のだよ。
なので、ぼくはクーポラをモチーフによく町を、描いてきた。
今日は久々に晴れたので、青空が心地よく、三四郎と海沿いのレストランに、出かけた。
村の中心部には、魚介屋がずらりと並んで、浜辺沿いには、行きつけのレストランもある。
漁師が朝釣った、サバとか、実際、名前もよくわからないこの辺の魚がグリルされて、テーブルに並ぶ。
近海で釣り上げられ、港について、そのまま、レストランに直送されているんじゃないかな。かなり新鮮なのだ。
行きつけのレストランは、グリル焼き専門店なので、皮がパリパリで、ちょっと焦げ目もあり、これがおいしいのである。
醤油を隠しもって、ぶっかけて、食べている。
残念なのは、ご飯が、バスマティ米なので、日本米とは違うが、これも、慣れると悪くない。
在仏23年ほどになるので、食生活の固定概念が変質中・・・。あはは。

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい



青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

ノルマンディの海辺は、ほぼほぼ、ヴォードウオークがずっと続いている浜辺ばかり。
個人的には、南仏のヴォードウオークより、好きかな。
昔、ニューヨークに住んでいた頃、郊外の海岸、たぶん、コニーアイランドだったかな、にも、ヴォードウオークがあった。ぼくが生まれてはじめて歩いたヴォードウオークであった。コニーアイランド・・・。
なんか木製のジェットコースターもあったっけ。ええと、40年くらい前のことだ。ひゃああ・・・。
ヴォードウオーク、板の道・・・。三四郎が大好きなのだ。

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

日向ぼっこしているさんちゃん。あたたかいのだ。



青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

こうやって、グリル設焼きが食べられるのも、海沿いのレストランだから、なのである。
フライパン焼きとは全然違う。バーベキューみたいな味になる。
これにはね、醤油が最高なのだけれど、見つかると、やや、かっこ悪いので、ばれないように、こっそり隠し持っていく。日本の人が多い、そういうことをするのは・・・。
ついでに、バスマティ米にもかけると、これがうまい。
そして、フランスだから、パンもついて来る。
バゲットはもちろん、どこも、本当に美味しい。魚とパンって、最初は抵抗があったけれど、こちらはイワシの缶詰とかね、バゲットにバターぬり、その上にイワシを載せてがぶっとやるので、これがまた、絶品なのだよ。
郷に入っては郷に従え、というが、なるほど~、だね。
魚の食べ方も、国によってぜんぜん違う、当然である。

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい



デザートは、ノルマンディなので、リンゴの名産地だから、リンゴのタルト。
上に乗っかっているのは、生クリームじゃなく、一種のサワークリームなんだけれど、酸味があり、特別な味わいになる。
リンゴもサワークリームも苦手なぼくだけれど、この組み合わせだけは、美味しいなー、と思ってしまう。
郷に入っては郷に従え、だねー。

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

こういうベンチに三四郎と腰掛けて、沈む夕陽なんかをいつまでも眺めているという寸法であーる。
ここらへんが、ぼくが暮らす田舎、ノルマンディ、の、ノルマンディらしい風景なのだ。
映画監督とか、作家とか、芸術家がおおく住んでいる。かつては、モネなんかも、ノルマンディの風景をたくさん描いていた。
新印象派、辻仁成も、ここを舞台に絵を描いている、あはは。笑っちゃうんですけど・・・。

アトリエの完成を待ちながらも、秋のパリの個展に向けて、創作を続ける父ちゃん画伯なのであった。
でも、やっぱり、家飯が好きだね。
白ごはん、みそ汁、おしんこ、焼き魚、が最高。
日本は祭日なんでしょ?
ゆっくりと休んでくださいね。
ぼくは新作に着手します。
休める時に休んで、えいえいおー。

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい



青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
パリとノルマンディをほぼ一日置きに往復しているので、ちょっと運転に疲れてきたのですが、実は運転も嫌いじゃない、父ちゃんなのです。300キロくらいは、時速130キロで、ノンストップで運転できちゃう、ドライバー男。だいたい、自分の音楽を聴きながら、今だと、大阪フェスティバルホールでのライブ盤とか、あはは、宣伝か。ま、自分の歌で、元気になっている自家発電ハイブリッド男なり。また、明日!

青空百景ノルマンディ、地元の漁師が釣りあげたばかりの魚のグリルが超うまい

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