JINSEI STORIES
チキン煮込み!極寒の海沿いの町で、温かい南仏煮込み料理でぬくぬく~ Posted on 2025/02/08 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、アトリエですが、とても一人じゃ、完成は程遠いことが判明!
水漏れ、壁のひび、ドアが開かない、などなど、問題山積で・・・笑う。
ジェロームの知り合いを紹介してもらい、ちょっとお仕事として、手伝ってもらうことになったのであーる。
一人でやるには、年齢的に、難しい・・・。100キロもあるセメントを持ち上げることとか、無理だし・・・笑。50キロの薪をトラックからガレージまで運んだら、腰が痛くなった。ダウン・・・。
そこで、イヴァンさん、ウクライナ出身だというし、ちょうど仕事を探しているというので、アシスタントをお願いしたのであった。ま、雇ったんです。
彼は、仏語があまり上手じゃないけれど、めっちゃ優しい。
言葉が通じないのだけれど、笑顔で、意志のやりとりができた。
壁に罅が入っている、と言ったら、足場を組んで、そこを埋めてくれたのだ。
ちょっと失敗すると、ふりかえって、ベロを出す。かわいい。
「しっぱいしちゃったよ」
だって・・・。
お子さんが二人パリにいて、35歳と36歳なんだとか・・・。頑張っているね。
ま、笑顔が最高だし、職人だから、いろいろと相談をして、(てぶりみぶりで)、話し合って、いいアトリエになりそう。
寝泊まりできるように、寝床も作ってくれる、らしい。
で、ぼくが描いている抽象画を見て、腕組みして、睨んでいた。あはは。
それにしても、ノルマンディは寒いのだ。
※ 暖炉の薪を買った。これで2年分くらい、180ユーロ。
ということで、今日の献立の提案は!!!!
寒い日に、家族みんなが温まる南仏の煮込み料理を今日は皆さんと作りましょうね。
簡単な目安レシピをここに書いて置くので、やってみてくださいませ。
まずは、材料から、
骨付き鶏もも肉 2本(500g)
にんにく 2片
トマト缶 300g
玉ねぎ(小さめ) 2個もしくは大1個
白ワイン 50cc
パセリ 適量
タイム 適量
パルメザンチーズ 適量
塩・こしょう 適量
では、目安のレシピの方を!
まず、フライパンにつぶしたにんにくと多めのオリーブオイルを入れ、弱火で香りを移す。
次に、鶏ももの関節のところに包丁を入れてから、皮目がこんがり色づくまで炒める。
ざく切りした玉ねぎを加え、少ししんなりしたら鍋にうつし、トマト缶を加え、白ワインを加えたら、水をヒタヒタになるまで足し、タイム、パセリを投入してフタをする。
※ こちらは炊飯器で作る、ターメリックバターライスのイメージ。
はい、いいですか、ここまで、
そしたら、弱火で1時間煮込み、完成直前にパルメザンチーズ、塩・こしょうで味を整える。
炊飯器を使って、その横で、ターメリックライスは材料をすべて炊飯器に入れて炊きます。
※ <ターメリックライス>材料はこちら、
米 1合
ターメリック 小さじ1
バター 15g
炊きあがったターメリックライスにチキンの煮込みをかけて。さらにパルメザンチーズやオリーブオイルをまわしかけて盛り付けましょう。
あたたかくなるし、美味しそう~ってなるの請け合いです。
こんな感じで盛り付けると美味そうですねー。
ぜひ、やってみてください。
もうすぐ、春ですから、乗り越えていきましょう。
えいえいおー。
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
2月末に出るぼくのエッセイ集「犬と生きる」なんと、Amazonの犬部門で一位なんだって、あはは、犬部門に何冊、本が今出ているのか、知りたいけれど、ともかく、犬好きな皆さんの関心は集まりつつあるみたいで、よかった。やれやれ。
ライブ・アルバムも聞いてくださいね。