JINSEI STORIES
フランスごはん日記「息子くんらに、明太子パスタと、バスク風イカゴロ煮を作ってあげたよ」 Posted on 2025/01/28 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、実は、仕事をしながら、料理をしながら、YouTubeで日本の深夜(朝?)の時間にまで及んだ、オールナイトフジ会見を見た。
これは、かなり、驚くべき生会見であった。
ここまでやるということは、事案が何か、はっきりしていない現在でありながら、相当な背景がある、と思わざるを得ないのは、ぼくだけか・・・。
普段は、フランス在住なので、日本のテレビを見ることが出来ない、しかし、これは、なぜか、YouTube配信なので、フランスでも見ることが可能なのだ。
つまり、世界中のメディアが、生で、日本で起こったこの事案を目撃している、ということを、考えてしまい、ちょっと、びっくりした、ということ。
こんなに生々しいことを、9時間とか10時間も、日本の朝まで、・・・世界配信している。
さて、昨夜は我が家に息子がやって来て、いろいろなこと話をした。
今は、前よりももっと、息子と話す時間が多くなった。ガールフレンド君も一緒にくっついてくるので、ほぼ、フランス語で、時々、きかれたくない問題の時には、日本語、で。
ガールフレンド君はレ・ユニオン島の出身だから、純朴な子で、息子は彼女の家族にも好かれているらしく、そういうなごむ、話になった。
レ・ユニオン島では、普通に、(毎日)スズメバチを食べるらしく、揚げて、ごはんにかけて、食べるのだとか・・・。
「食べたの?」
「美味しかったよ」
「マジか。信じられない」
ここは、日本語で・・・。笑。
「どんな味?」
「ベーコンの燻製、って感じ」
「げ」
げっ、だけ日本語、あとは仏語で、笑。
世界は広いですな。
写真を見せて貰いました。こちらです。
☟
ということで、今日は息子のリクエストで、彼の大好物、「明太子スパゲッティ」と「バスク風イカのゴロ煮」のダブルメインとあいなった。
レシピ、というほどのものはないけれど、おおまかな作り方は以下と一緒なので、参考にされたし。
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https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-5819/
で、上のレシピとの大きな違いは、ミニトマトをフライパンで、とろとろになるまで弱火で炒め、トマトソースを作ることからスタート。
これをいったん、そのままにして、別のフライパンで、ニンニク、唐辛子をオリーブオイルにうつし、イカを炒め、そこに先のトマトソースをいれる。
この時、トマトペーストも加える。
白いワンで伸ばし、最後に、イカ墨を加える。(イカ墨は、なんでもいいです。市販のもので、イカ自体に墨がある場合、それを利用してもOK)様子を見ながら、味見をして、塩胡椒、クリーミーにしたい場合は、生クリームを加えて、完成!
明太子パスタは、日本の皆さんはおてのものでしょうから、あえてレシピは載せませんが、ぼくはボウルに、すべての具材をいれ、茹で上がった麺を放り込んで、味見をして、調整します。今日は、冷凍庫に保管してあった手作り「塩じゃけ」をトッピング!
息子とガールフレンド君に、明太子パスタを一つずつ、そして、二人で食べなさい、とバスク風イカゴロ煮ごはん、を付けたのであった~。(ごはんは、スペインの玄米に、生姜を放り込み、オリーブオイル少々、そしてフラードセル一つまみ、で炊いたもの。水は多めにすることが重要である。炊き上がったらバター10g程度ぶち込み、保温ね)
結局、ガールフレンド君は小食なので、息子が一人で3皿も食べた! 若者~。
そして、ぼくは、どちらも、ちょっとずつ、盛って、年だからね、謙虚に食べたのでした。美味しかった~。
みなさんも、やってみてくださいね。
ボナペティ!
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
この日記を書き終えたのは、日本時間、2時(フランス時間の19時)なのですが、YouTube、覗いたら、ええええ、まだ会見やっている。いや、ここまでやらんでも、と思うけれど、でも、ここまでやらないとこの危機的状態がかわらない、というフジテレビの判断なのでしょうね。