JINSEI STORIES
フランスごはん日記「ほんとのところ父ちゃんは普段は何を食べているの? という疑問に答える」 Posted on 2025/01/26 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、辻さん、いつも美味しそうなごはん食べているように見せかけているけれど、ほんとのところ、どういうものを食べているんですか、という質問を受けた。笑。
「父ちゃん、毎日、ほんとは何を食べてるの?」
そうなのである。
今、このフランスごはん日記、では、ちょっと献立に困っている皆さんに、毎日一食、父ちゃんが献立になるようなものをご紹介する感じで、目安レシピを掲載しているが、とはいえ、父ちゃんも忙しく、毎日、そんなに手の込んだものばかり食べているわけにはいかないのであーる。
たとえば、昨夜は、カップヌードルのカレー焼きそば、を食べた。
カップ麺はあまり食べないが、時々、無性に食べたくなるのだ。美味しかった。
でも、カップ麺は年齢的に毎日は難しいので、ちゃちゃっと作ることが出来て、美味しくて、という毎日ごはん、が主力となっている。
毎日ごはんで、一番、登場回数が多いのが、目玉焼き、なのだ。
実は、目玉焼き、大好きで、これと白ごはんさえあれば、幸せになることが出来る。
あらびきソーセージが3本もあれば、かなりのご馳走になる。
茅乃舎から出ている茄子の味噌汁がめっちゃ美味いので、それもサービス。
さらに、胡麻のふりかけ、とかかけたら、おかわりしたくなるやんか!!!
時々、韓国や中国の料理もよく取り入れる。
北京風の餃子とかは、大量に作っておいて、冷凍しておくと、焼くだけでいいし、韓国のちじみは、ちじみ粉がフランスでも手に入るので、葱切って、混ぜて焼くだけ。これに韓国の味噌とか、塗って食べる、美味しいむにだ。
アジア飯は、韓国、中国に限らず、タイ料理とか、ベトナム料理もかなり、取り入れている。
そもそも、アジア飯って、ちゃちゃっと焼いたりしてできるものが多いので、便利だよね。
※ パジョン、美味しかった。
※ 餃子、いつでも美味しい。
※ ちなみに今日、ラジオの前に食べたのが、ルッコラの蕎麦、でした。ルッコラを、軽く茹でて冷まし、温かい蕎麦にのせて、ベリー👍!
なので、冷凍庫が結構重要になる。
父ちゃんは小分けできるタッパーをたくさん持っていて、やや多めに作っては、半分は残して後日、添え物として、出している。
あと、毎日、白ごはんだけだと飽きちゃうので、混ぜご飯はよくやる。
ひじきご飯、とか、梅ごはん、とか、リピート率が高い。
とくに梅ごはんね、梅を一個、あと昆布破片とか一枚、入れるだけだから、簡単で、味変にも最適。混ぜご飯、いいね。
たまにやるのが、研いだ米に、うこん(ターメリック)とバターを少々入れて炊くのだけれど、これが、美味いんだ。ターメリックバターライス、ね。カレー粉を加えてもいいよ。
これは、ラ王があったので、ポワロ葱と豚を焼いて載せただけ。ま、こういう日もあります。
でも、毎日ごはんには一つのルールがあって、身体を温めるものを、工夫している。
生姜を相当いれるのである。
生姜も有機栽培のものを使って、皮まで全部すりおろして食べるのだけれど、これは身体が温まるのだ。
あと、玉ねぎも身体が温まる。牛丼とか簡単に作ることが出来るが、玉ねぎを多めにする。
にんにくも、重要なので、欠かさず、生姜、にんにく、は取り入れているかな。
こちらが、辻家定番、生姜けんちん汁うどん。食べ終わると汗をかいている。
食欲のない時には、スープだけで、栄養を補給している父ちゃんなのでありました。皆さんも、健康に注意しながら、美味しい毎日ごはんを心がけてくださいね。
ボナペティ!!!
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
目玉焼き、半熟煮卵、卵焼き、などなど、卵は身体にいいので、欠かさず、ごはんの一品目に加えております。太らないように注意しながら、健康的に、毎日を過ごしてくださいませ。