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フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」 Posted on 2025/01/06 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、今日は、美味しいイカ墨のパスタの作り方を、教授させていただきたい。
とはいっても、いつものごとき、あくまでも、目安レシピ、であーる。
イカ墨のパスタを作ろうと思ったのは、ポルトガルを旅行した時に食べた、イカのごろ煮があまりにも美味しく、これにパスタが絡まっていたら、もっと、最高だよな、フランスに戻ったら、作ろうと、思ったことに端を発する。
イカ墨は表立って使われてはいなかったが、イカ自体が持っている墨がきっと含まれていたのであろう、墨感、はんぱなく、美味しかった。
ということで、こちらが、ポルトガルで食べたイカのごろ煮なのだけれど、ここにスパゲッティを加えて、最高の一品をこしらえたいと思う。
いざ!

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」



材料は、こちらになるが、パセリを撮り忘れたので、追加、してもらいたい。
パセリはかなり重要な役割を似合うので、お忘れなく!!!
材料:
イカ、ま、小さなイカがよい。小イカ、ヤリイカの小さなもの、とか。スルメイカとか、白イカとかは、避けたい。小さなものがいい。ヤリイカの小さいのが最適。
にんにく
イカの墨(瓶詰でもいいし、小分けパックされたものでも、生のなら、問題なし)
トマト・ピューレ
唐辛子、
生のパセリ
など・・・。

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

イカは下処理をして、ざく切りにしておく。
にんにくもスライスしときましょう。



では、さっそく、作りますよ。
オリーブオイルに、大量のにんにくを放りこみ、香りをうつす。唐辛子もいれてね。
イカをぶち込み、トマトピューレ、イカ墨、などをいれて、ベースを作る。
同タイミングで、麺を茹で始める。
お好きなスパゲッティで、どうぞ。
太目がいいかな。
よきところで、細切りにしたパセリを投入し、白ワイン、ゆで汁を加える。
塩胡椒で味を調える。
よし!
アルデンテに茹で上がった麺をそこにくわえて、よく混ぜると、だいたい、完成しますが、ぼくはここで、あえて、お醤油をいれる。
ええ、醤油かい!
と思われるかもしれないが、和風、というのじゃなく、イカ墨と大豆って、実は、相性がめっちゃいいので、ぼくは必ずいれることにしている。
美味しいが、一番なのだ!

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

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フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

ともかく、絶対に、美味しいやつ、なのである。
白ワインとの相性が抜群なので、ぜひ、試していただきたい。
ボナペティ。

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
これは、マジで、美味いので、ぜひ、小ぶりのヤリイカなどを見つけたら、試してもらいたい。イカ墨は見つけずらいかもしれないので、ネットで、探すのがいいかもしれない。アンチョビみたいに瓶詰のもあるし、今回ぼくが使ったビニールパックされたものは、小さいのが二回分セットで、3ユーロ、と少々高めだった。イカ墨は高いので、ネットで探した方がいいかもしれないですね。

フランスごはん日記「黒々としたイカ墨のパスタが最高なのだ」

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