JINSEI STORIES
ニッポンごはん日記「引退後初ライブ敢行&差し入れお稲荷さんがともにやばかった」 Posted on 2024/11/22 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、今日は引退ライブ後、初の日本でのライブ、となった。笑。
なんで引退したのに、歌うのか、コルシカでもライブをやったし、今日は銀座のYAMAHAホールにて、ツジビル(辻村)の村人を集めた集会コンサートがあったのだ。
実は、引退ライブが決まる前に、すでに今日のライブがほぼ決まっていた。(コルシカ島のライブもそうでした)
というか、引退が不意にやって来た、ということになる。
その経緯については過去の日記に譲るが、もう、そうするしかなかったわけで、今後は、プライベートのライブをやって、興行界とは離れて、生きていく所存であーる。
父ちゃんの歌を聞きたい方は、サブスクのツジビルラジオで報告をするので、ぜひ、そちらでご確認頂きたい。
しかし、まがりなりにも引退をしたので、ECHOESなど、いつもと同じことはもうやらない。新しい世界を見せていきたい。
今日は、クラシックのリサイタルのようなライブとなった。今までやっていないような世界をお披露目したのであーる。
銀座のYAMAHAホール、ステージはバイオリンの木材、観客の椅子はマンドリンの木材で出来ており、ホール全体が楽器というような場所、父ちゃんの演奏もおのずと、クラシック寄りとなった。
エリック・サティのジムノペティ、ラベルのボレロ、などなど、インスツルメンツナンバーで、荘厳にスタート。
新しい世界をお披露目で来たのではないでしょうか。ふふふ。
※ ある・ぱちーの、と書いてある! イベントはこんな感じで、毎回、楽しい。
ローリングストーンズなんかは、これがもう最後のツアーになる、と豪語しながら、長いことライブをやっていたっけ。父ちゃんも、そうかもしれない・・・。
閉店セールをずっと続けていくようなアーティストになればいい。
一度、きっちりとやめたので、大掛かりなものはもうやらないけれど、知り合いを集めて、和気あいあいとした身内パーティのようなものは続けたいよね。
今回は、ツジビルというぼくのラジオ・ソサイエティのためのイベントライブであった。コルシカ島でもやったが、あれは、フェスだった。
そして、今、出来るどうかわからないけれど、一つ考えていることがある。
いつか、北海道から九州、沖縄まで、各地のライブハウスをツアーすること。
東京と大阪では引退ライブをやったが、全国各地ではまだやってないので、「終わらない閉店セールツアー」と題して、全国30か所くらいのライブツアーなど、面白いんじゃない?
え? 詐欺?
あはは。
ま、無理だと思いますよ。もう、年だから・・・。
※ なんとゲストは「三四郎」であった。
え? あの三四郎?
あはは、違います。
サクソフォン奏者の三四郎さんがゲスト出演してくださったのであーる。
「今日は三四郎が来ていますよ」
と告げると、観客の皆さんが、ええええ、と騒ぎ出した。
愛犬の三四郎じゃなく、長いキャリアのあるサクソフォン奏者の三四郎さんなのだった。
おととい、友だちの紹介で、知り合い、気が合ったので、「明日、ライブやりますが、身に来ませんか?」と言ったら「じゃあ、サックスをもっていこうかな」と・・・。笑。
ミュージシャンって、言葉なんか必要ないね!
※ ツジビルでは、月三回の生放送ラジオのほかに、年に、1,2度、こういうイベントをやっているのです。夏祭り、秋祭りをやったので、次は、いつかな?
次のラジオ・ツジビルは、25日、日本時間の22時からになりますよ。詳しくは、下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてください。
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つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
ライブのスタッフさんが、六本木の「呼きつね」というところで、お稲荷さんを差し入れてくださったのだけれど、これが、たいへんおいしゅうございました。
差し入れられて、嬉しいものって、あるんだよね。
演奏の前に、小箱につめられた小さなお稲荷さんをつまんだら、もちもちしていて、とっても美味しいこと、美味しいこと。
これは、ぜひ、差し入れで、使ってほしい、と思ったので、追記しておきます。
とくに、くるみのお稲荷さん、にやられました。
うますぎた!!!