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フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」 Posted on 2024/11/15 辻 仁成 作家 パリ

フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」

某月某日、ノルマンディは、寒いでーす。
ということで・・・。
今夜の献立、悩んでいるあなたに、ノルマンディ料理で、おすすめのキノコとチキンのクリーム煮込みをご紹介したい。
白ワインとあわせたい、ときに、最適なのである。
ノルマンディは、どこの家庭でも、こればっかり。
ぼくの田舎の味なのであーる。
では、まずは、材料から!

材料、二人前。
仔牛、または、チキン 2枚
または鶏胸肉  1枚(鶏胸肉の場合は皮をとり、厚さを半分にする)
ま、でも、お好きなだけ、どうぞ!
エシャロット  1~2個
きのこ     150g(ジロールまたはヒラタケ、ブラウンマッシュルーム、エリンギなどなど)
白ワイン    大さじ4
生クリーム   大さじ4
オリーブオイル 大さじ2
塩・こしょう  適量
バター     15g程度(お好みで)

フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」



最近、ジロールは日本でも手に入るようになりましたね。
もし、探せない場合は焦らないで、エリンギ、ブラウンマッシュルーム、マイタケとか、でやってみてくだされー。
触感はなんとなく似ている。香りが違うけど、マイタケでもかなり美味しい。
仔牛肉は日本だと見つけにくいので、鳥の胸肉とかで大丈夫!!

フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」

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まず、肉をラップで包み、めん棒などで叩いて軽く伸ばすところからこの料理は始まる。
ようは繊維を細かく断ち切っていくことで触感が変わるのです。
これ、ノルマンディの知り合いのお母さんから教わった。
うちは、麺棒じゃなくて、ゴムの大きな金づちを使っています。
ボンボンボンと叩いて、平たく伸ばす。ストレス解消になる。
これをフリットにしても美味いからね、辻家の鳥カツはだから平べったい。
覚えておいて!

フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」

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じゃあ、よく熱したフライパンにオリーブオイルをひいて、塩・こしょうした肉をソテーしよう。強火で、両面焼き色がついたら一度皿に取り出す。
あとで煮るのでさっと焼き色がつけばOKだよ。
必ず使い終わったフライパンをそのまま使うこと。肉汁を利用します。
みじん切りにしたエシャロットとキノコを炒めるんだ。しんなりしたら白ワインを加え、アルコール分をとばす。
さらに生クリームと塩・こしょうを加えて、ソースを作っちゃえ。
そこに肉を戻し(肉汁も一緒に)、3分ほど煮込んだら蓋をして、一度、火からおろし、5分休ませる。
これで、完成となります!
皿に盛り付け、ご飯やパスタを添えるんだけど、今日は父ちゃんの好物の玄米を載せて頂くことに!!!
ああ、至福の時、横には、ワイン!!!
たまりませんな~。
ボナペティ。

フランスごはん日記「冬の定番料理、ノルマンディ風チキンクリーム」

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
海沿いのノルマンディは、寒いですからね、このクリーム煮込みというのがうまれたのでしょうね。温かくて、クリーミーで美味しいですからね、ぜひ、やってみてください。基本は、仔牛肉でやりますが、鶏肉でも美味しくできます。レモンをかけると、風味も変わるので、やってみてねー。
今日の夜、ラジオ(RADIO・TSUJIVILLE)です。

TSUJI VILLE

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