JINSEI STORIES
フランスごはん日記「皆さん、俺と一緒に、シウマイ、作りませんか? ビールがうまくなる手作りシウマイ!」 Posted on 2024/11/05 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、毎日、ご苦労さまなのであーる。
さ、今日も俺と一緒に、料理献立を考えましょう!!!!
レッツゴー!!!!!
「毎日の献立を考えるのが大変で、いつも辻さんの料理レシピ参考にさせていただいています」
と知り合いの主婦の方に言われて、喜んでいる、熱血孤独父ちゃんなのであーる。笑。
時々、そのご主人にまで、いや、辻さんの料理レシピで大満足な夕飯時間なんですわ、と言われて鼻高々な、変なおじさんでも、あーる。
あはは。
ということで、今日なんですが、シウマイを手作りしてみません?
「えええ、そんなの面倒くさい。スーパーで300円で買えるわよ、辻さん」
その通り、でも、手づくりをすると、達成感とか、感動とか、パートナーさんの喜ぶ顔とか、反省会とか、家族の幸せに貢献した満足度が、得られるのだ。
「いりません」
「えええ、そんな~。手作り、難しくないから、ちょっとだけ、斜め読みして」
「そんな時間ありません」
「時間なんか、作るものですよ。どうせ、携帯見てるじゃないですか? ならば、俺と一緒に、シウマイ、作りましょう。横から、アドバイスしますぜ」
「あら、そうなの? 」
「ええ、携帯なんか、放り投げて、マダム、俺と一緒に!!! (^_-)-☆」
「まああまあ、辻さんったら・・・」
エプロンを掴んで、上目遣いで、微笑む、マダム。
ふふふ、父ちゃんの妄想から、スタート!
冗談はさておき、今日の献立の参考にしてくださいね。
父ちゃん、忙しい時にこそ、出前とかにしないで、手づくりする。
すると、マジで、今日を大切に生きたという満足感がついてきて、シウマイで、この世が幸福に包まれるのであーる。包み料理だからね、運気を逃しませんよ!!!
よければ、俺と一緒に作りましょうよ。
パリの父ちゃんが手ほどき、しまっせ、奥さ~ん。
あはは。
あらゆる感情をワンタンの皮で包んで美味しいシウマイにしちゃえば、幸せにくるまれます。
はい、ということで、いきなりですが、材料はこちら!!!!
「材料」
豚ひき肉400g
玉ねぎ半分
長ネギ15cm
レンコン半分
海老を包丁で細かく叩いたもの、6尾分
生姜小さじ2
醤油、ごま油大さじ1
塩6g
砂糖大さじ1半
オイスターソース小さじ1
コショウたっぷり
片栗粉大さじ6
では、俺と一緒に作ろう、料理教室スタート!!!
みじん切り野菜に片栗粉まぶしておく。
肉に調味料全て加え、手の温度で脂がジワッとなるくらいよく練ること。よく練ることがものすごく大事。弾力を出すために。
いいですね、奥様~、よく練るんですぞ!
野菜とエビと肉をざっくり混ぜ合わせる。
しゅうまい、又は、ワンタンの皮に40gずつ包み、15分強火で蒸す。
※バターナイフを使ってタネを詰めるとうまくいきます。コツです。やってみてね。
もう、これで完成なんだよね。
ひゃあ、美味しそう。
ね、簡単でしょ???
じゃあ、俺と一緒に食べます? 夢の中で!!!!
いただきまーす。
醤油に辛子を添えて、白ごはんで、手作りシウマイ、ううう、なんて、幸せなんでしょう。
健康で、笑顔で、毎日を丁寧に生きようじゃありませんか?
応援していまーす!!!!