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フランスごはん日記「父ちゃん仕込みのカルボナーラを、息子が一周年記念日に作った」 Posted on 2024/10/16 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、先日、息子から、カルボナーラの作り方を教えて、と依頼があり、我が家で、教えてやったことがあった。ちょっと前のことなのだが・・・・。
そしたら、今日、いきなり、グアンチャーレの写真が送られてきたのだ。カルボナーラを作る上で、欠かせない材料の一つになる。
お、はじまるな、と思っていたら、そのあと、ぞくぞくと写真が届いたのであった。
あはは。
ちゃんと勉強しているのか、心配になるくらい、料理と向き合う20歳の大学生!

フランスごはん日記「父ちゃん仕込みのカルボナーラを、息子が一周年記念日に作った」

フランスごはん日記「父ちゃん仕込みのカルボナーラを、息子が一周年記念日に作った」

※ かわいいガールフレンド君がいるのは知っているが、いつも二人前なのが、父親としては気になる。交際して、一周年の記念に作ったというのだが、ううむ、親心としては見守りたい。はい、そういうことです。

フランスごはん日記「父ちゃん仕込みのカルボナーラを、息子が一周年記念日に作った」

※ でも、よくできておるのー。



カルボナーラは、生クリームは絶対に使っちゃダメなのである。
何度もここで、書いてきたが、生クリームを使うと、イタリア人が、「オーノー」と悲しい顔をするので、気を付けてもらいたい。
生クリームを使わないで、あのとろみを出すことが大事になる。
ということで、こちらが、父ちゃんによる目安レシピ、「本格派カルボナーラ」になります。ご参考に、どうぞ。
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https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-5249/

フランスごはん日記「父ちゃん仕込みのカルボナーラを、息子が一周年記念日に作った」

毎日の献立の中に、ぜひ、父ちゃんのカルボナーラを加えてくだされ。これは、ローマに一週間滞在し、14食のカルボナーラを昼と夜食べ続けて、イタリア人シェフから盗み取った、黄金の目安レシピになりますので、あはは。泥棒やん!!!!
しかし、ローマのカルボナーラ、マジで、濃厚で、うまい。
もちろん、生クリームを入れたソフトな日本のカルボナーラがダメと言っているわけではないので、誤解なきよう。日本には日本の味があっていいのであーる。
ただ、本場では、生クリームは決して使わない、ということである。
挑戦されたし!!!!



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
みなさま、毎日の献立、ご苦労様です。一食一食に命をかける父ちゃん、生きているあいだは、贅沢は敵ながら、日々のおいしいを追求して、楽しくやっています。寂しい時は、息子を呼びつけたり、スタッフさんや仲間を集めては、料理をふるまっております。人の胃袋が幸せになるのを、見るのが、趣味な、父ちゃんなのであります。あはは。

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