JINSEI STORIES
フランスごはん日記「スタッフさんへのまかないドライトマトカレー、またかよー、とはならない!」 Posted on 2024/10/14 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、ギャラリストの仕事は、個展がはじまるまで、個展開催中、そして、個展終了後、が大切なのじゃ。
辻父ちゃんパリ事務所は、現在、一丸になって、売約済みになった作品の梱包、配送準備に追われておる。
ということで、みんなお腹が減るからねー、父ちゃんの出番というわけだ!
なんと、スタッフ一同から、
「もう一度、あれが食べたい」
というリクエストがあった。
岡っちが言い出した。
「先生、先日作ってもらった函館ドライカレー、あれ、また食べたいです」
すると、長谷っちも、MMも、みんな食べたいというではないか!!!
いいでしょう、いいでしょう。
しかし、同じものを繰り返すのは得意じゃないので、今日は、函館ドライトマトカレーにする。
トマト・ペーストを入れるだけ!!!
あはは。
ということで、一緒に作ってみましょう。
日本のカレールーは、どこのメーカーでもOKであーる。
今日は、4人分に対して、こくまろカレーを二ブロック使った。
そして、主なスパイス群は、うえの写真のような感じ。
カレー粉
クミン
ウコン粉
タバスコ
パプリカ粉
トマトペースト
トマト・パッサート(ソースに使うジュースみたいなもの。ない場合は、トマトでいいし、トマトもなければ、ペーストを多めに)
醤油
塩胡椒、
バター
オリーブオイル
ええと、そんなところかな・・・。
あ、牛ひき肉、300g程度、
玉ねぎ
にんじん
全部、適量。
白米
微塵切りにしたにんにくをフライパンに。
オリーブオイルを回し掛けし、香りをうつしたら、そこにー、微塵切りの玉ねぎを加え、やや香ばしく色づくまで火を入れ、パプリカを入れて、ちょっと放置~、30秒くらい。意味はないけれど、グーラッシュと同じ感じにしてみた。あはは。
で、ひき肉を加えて、じっくりと、火を入れていく。
さらに、にんじんの微塵切りを加え、このあたりで、各種、スパイスを適当に、ぶっこんで、入れていく~。
火がいい感じで、まわったところで、中央に隙間をこしらえ、こくまろのカレールー、2ブロックを置いて、白ワインをふりかけ、火をちょっと強くして、へらで、溶かして混ぜていく。
ぼくはここでトマトのパッサート果汁ソースも加えた。トマトの微塵切りでもいいよ。なければ、トマトペーストだけでいい。もう、何にもなければ、トマトのことは忘れて!!!
溶けてきたら、肉や野菜をさらに混ぜ込んでいく。
そこに、各種スパイスを好きなだけ、入れる。(クミンは少な目)
バターを様子見ながら、20gくらい投下。バターは大事。
お好みで醤油を少々、塩胡椒、控え目に。
いい色になって来たねー。
ボロネーゼもそうだけれど、弱火でじっくりと火を入れていくのが基本。
その間に、米を二合研ぎ、ウコン(キューキューマ)小さじ1,5くらい、塩胡椒、オリーブオイルちょっと、パプリカ粉ちょっと、いれて、早炊き、スイッチオン。
炊き上がったら、しゃもじで、よく混ぜてから、バター15g程度投入。
蓋をして、むらしておく。
おお、すると、フライパンの方は、こうなってくるからね。
味見をして、塩加減を決めていく。
タバスコは、意外と、効くよ。お子さんとか、若い子とか、大好きだから、頃合いみて追加してもいいよね。
フライパンで、目玉焼きを作る。
で、お皿に、ウコンバターライス、ドライトマトカレー、目玉焼きの順番で盛り付けしたら、完成であーる・ぱちーのー。
だまされたと思ってやってみて!!!
マジ、うまいから!!!
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
やっぱ、若いスタッフさんらは、こういうジャンクな料理大好きですね。岡っち、目を見開いて、ううーーううーー、うますぎるー、と唸っておりました。四人分ですが、2合では足りない感じで、岡っちは、お替りしてましたよ。いいですねー。
はいな、お知らせです。
15日、日本時間の22時から、父ちゃんのラジオ・ツジビル、生放送がありますよ。ご視聴ご希望の皆さん、下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてくださいね。☟