某月某日、朝はいつも三四郎との散歩からはじまる。
個展も、いよいよ終わるので、一安心。
いつもと変わらない朝からはじまる。散歩のついでに、カフェに立ち寄り、美味しいアメリカーノを飲んで、広場で、三四郎と小一時間たわむれる。
リードを外して、ボールを投げて、好きなだけ走らせてあげる。
一生懸命走り回る小犬の姿に、今日も頑張ろう、と励まされる。
最近、わがままで、自分勝手で、独裁者っぽい人が増えていて、ストレスのせいだろうけれど、そういう人と会うと、疲れるから、仕事相手だとしても、面倒な人はシャットアウトしている。
邪気は感染すると思う。
嫌な気分になるというのは、よくないものが、飛び移って来たということだから、ぼくは関節を揉んで、邪気を払う。
または、無邪気な生き物の無垢なパワーを貰って、人間の欲望や恨みつらみのような邪気を払うようにしている。
とくに、朝に、払うと、一日が清くなるからね。
走り回る三四郎を見つめながら、ぼくは、ぼくらしく生きよう、と決意をあらたにす。

※　あはは。母さんが心配しているから、笑顔の寝起きの写真を撮って、あとで、送ろうと思っている。会えないからねー。夢に出てきたから、気になった。

で、お昼ご飯に、「カリカリしらす梅」なるものを頂いたので、おにぎりをこしらえたら、めっちゃ美味しかった。
画廊勤務のあと、美術関係者との会食が多くて、胃がちょっと疲弊している。
やっぱ、一日のはじまりはシンプルなものがいいね。
おにぎり小を二つ、卵焼き、いんげん、それから、塩鮭ね。
あと、冷凍庫にちょっと薄切り豚肉があったので、豚汁にした。豚汁～最高だ！
２滴、ごま油を加えるだけで、風味が増すんだよー。
ああ、美味しい。
こういうごはんが一番幸せになる。

そうそう、
昨日、パリ在住の学生さんが、デザインストーリーズ編集部で働きたいと画廊に来て、携帯紛失マネのMMが面接していた。
ちょっとご挨拶をしたのだけれど、パリでトップクラスの大学に通っていて、しかも頭がいいだけじゃなく、性格もよくて、いい子でした。
すると、
そこに、美術史を学んでいる別の学生さんがたまたまいて、ぼくらの話に、すっと入り込んできて、広島の人だった。
で、二人を繋いだら、なんと、その子たちが同年齢で、その後、結構長く、画廊にいて、結局、友だちになって、あはは。
なんか、息子と同じ年の子たちで、そういう子たちがぼくの個展で仲良くなるって、素晴らしいことじゃない？？？
行動力あるよね。この子たち！
そもそも、
二人のお母さんが、このデザインストーリーズの読者で、「読んでご覧」から、始まっ他のまで、一緒で・・・。
いや、父ちゃんの読者、年齢層幅広いんだわ。そこ、大事だね。芸術に年齢制限なし。あはは。ぼくもまだ、ぴちぴちやしな～！
豚汁、すすりながら、思ったわ。笑。

さてと、これから、画廊に行き、それから、片づけをして、父ちゃんのパリ初個展は終わりとなる。
なんか、売れてしまった絵と似たような世界、同じではなくてもいいから、描いてほしい、と各方面から依頼を受けたので、出来るかわからないけれど「注文」というのをやってみることにした。
なにせ、一番の依頼人は、画廊の人なのだ。あはは。
真っ先に売れた絵があって、「あれ、ぼくも欲しい。もし可能なら、似たものを描いて」と言われた。笑。
ま、出来るかわからないけれど、というのは、描き方ってまちまちで、小説もそうだけれど、毎回違うのだから、同じものにはならないよ、ということが条件で、引き受けた。
それを了承してくれる人にだけ、追加で、描くことになり、年末も、忙しい。
まるで画家みたい。あはは。
絵は午前中に、小説は午後に、という風に仕事をわけて、やろうかな、と思っている。
ぼくはぼくの人生を面白がっている。
面白くないものはやらないようにして生きてきた。
辛いと生き続けるのが困難になる。
なんか、近づかない方がいい人には、近づかないことにしている。
ストレスが人間の一番の敵だと思う。
美味しいごはんを作って、いただきます、と感謝をして、おいしいおいしい、と言いながら、今日を全うするとき、納得いく作品が生まれるのである。
自分の人生だから、ぼくは誰にも支配されず、自分に清く、生きたい。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
毎日が、そうやって、ゆっくりと流れています。皆さんも、焦らず、やっかまず、うらまず、己の人生を全うされてください。お互い、大変な時もありますが、大きな意味で同時代人として、のりこえていきましょう。ゴールは一緒です。

※　そして、１０月１５日に、父ちゃんのラジオ放送、生放送があります。月に３回のツジビル・村営ラジオ、です。下のTSUJIVILLEのバナーをクリックしてみてくださいませ。