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フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」 Posted on 2024/10/06 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、画廊に顔出す前に、腹ごしらえ、をする。
ということで、今日の朝昼兼用ごはんは、エッグベネディクト、なのであーる・でこー。
エッグベネディクトは、辻家の定番料理の一つだが、美味しいよねー?
エッグベネディクトは、ニューヨーク発祥で、イングリッシュマフィンを使うから英国で食べる機会も多いが、オランデーズソースがね、オランダっぽいから、知らんけど、どこの国の料理かもはや、誰もわからない、という世界的な定番料理なのである。
初個展の真っ最中だが、手慣れているし、ちょうど、マフィンがあったので、これでちゃちゃっとエッグマフィンを作ったろうと思った、土曜日の朝であった。
ということで、詳しいレシピは最後にURLを入れておくが、大事な点を解説していきたい。えへん。
今日は、エッグマフィン先生であーる・ぬーぼー。

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」



フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

とにかく、オランデーズソースを作る上で、絶対に避けては通れない難関というか、関所は、この湯せんだ。
で、よく大きな鍋に小さな鍋をいれてやっている人が多いが、父ちゃんは、フライパンを使う。鍋だとちょっと湯を沸かすのに時間もかかるし、しかも、壁が高いので、湯せん、しずらいのじゃ。
フライパン、それも小型のフライパンでやるのが便利だと、気が付いた!
これは、真似してみてね。

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

で、湯せんが、上手にできるかできないかで、ソースの勝敗が来まるので、ここだけは、用心深くやってほしい。
沸騰したフライパンのお湯につけてたり、離したりしながら、やるのがいい。暑すぎると、ダマになると、温度が低いとうまくいかない。経験がものをいうが、慣れると難しくないので、がんばれ!
父ちゃんが、見守っておるぞ!!!

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

溶かしたバターを少しずついれていくのだが、マヨネーズの作り方に似ておるね。

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

最初は緩いが、しっかり撹拌させていくと、次第にとろみが出てくる。ゆるゆるになりすぎると、かっこ悪いので、頑張れ。
父ちゃんが見守っておるぞ!!!

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

ほーら、こんな具合になれば、オッケーだが、もう一つ、重要な関所がある。
最後にレモンを入れるのだけれど、ここでしっかりと撹拌させないとジュースみたいになっていまう。
写真のような濃厚な状態にしないといけない。レモンも入れすぎてはいけない。
分離しないように、しっかりと回せ、そうじゃ、回すのじゃ!!!
大丈夫じゃ、父ちゃんが見守っておるぞよ。



フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

で、ポーチドエッグを作るのだ。
お酢をいれて、箸とかで回し、対流を作り、中心からやや横に卵をおとし、箸でもいいから、広がった白身を中心の卵によせていき、綺麗な、ポーチドエッグ、を作るのじゃ。
焦らずにやれ。
父ちゃんが見守って折るぞよ。

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

ほーら、ここまで美しいエッグが出来たら、オッケーじゃ。一つは、明日のカレー用に残しておくぞよ。

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

ということで、完成じゃ!!!
焼いたマフィンに、今日はベーコンじゃなく、サーモンフュメを載せ、ポーチドエッグを置き、その上にオランデーズソースをかけて、横に、アボカドを添えてみた。
ひゃああ、絶対に美味しいやつじゃないか!!!!
「勝ったも、同然です」とまこちゃんが言う。☜まこちゃんは、父ちゃんのローディーをやっているパリジャン。あはは。
いつ見ても、目に美しいエッグベネディクトである。日曜日のブランチとかに、最高じゃないの???
ボナペティ

目安レシピはこちらをクリックね!

https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-5158/



フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
画廊がマレ地区にあるので、毎日、楽しいです。左岸住まいの父ちゃんにとって、右岸のマレ地区は憧れの地でもあります。また、右岸特集やりますからね、お愉しみに!!!

TSUJI VILLE

フランスごはん日記「ギャラリーに出社する前に、腹ごしらえのパリ風エッグベネディクト」

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