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フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」 Posted on 2024/10/01 辻 仁成 作家 パリ

ここ最近、ダンチュー(dancyu)のスープ連載を参考にして、辻さんスープ作っています、と、よく言われます。
先日も、作家のコラスさんの奥さんのなおこさんに、言われたし、画家のマーティさんの奥さんのさおりさんにも、言われました。☜これ、自慢です。あはは。
コラスさんに「いつも、あなたのレシピで、助かっていますよ」と褒められました。
でも、スープが大好きなぼくなので、褒められると嬉しい~。
dancyuの連載はすべて来月終わりになりますが、同じようなことはこのデザインストーリーズで、やっていこうと思っています。
2025年の1月から、ダンチューでやっていたスープ連載、サラダ連載、などを時々、やれるといいよね、と思っています。あ、パスタ連載も!
少しでも、ぼくが作る料理がみなさんの生活に、美味しい刺激をお届け出来ているなら、幸せです。
美味しいは、本当に、幸せの基本ですからね。

さて、今日は、辻家では「人気が二分」されている、スープ・オ・ピストをご紹介いたします。すでに、何度か、作られた方もいるようで、いつも作っています、と言われていますので、まだ、試したことのない皆さん、ぜひ、お試しください。
とくに、ミネストローネは好きだけど、飽きたなー、と思われてる方に最適です。ほとんど、一緒なつくり方ですが、さらに美味しいですよー。
かんたんに言ってしまえば、ミネストローネのニース風ということになります。
ところが、実はこれが、ミネストローネに負けない、いや、それ以上に美味しいので、作らない手はありません。

夏はトマトをベースに作るのだけど、今回は秋・冬版のスープ・オ・ピストゥ版をご紹介します。まずは、材料から。

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」



【あくまでも目安レシピなので、材料、適当な分量で結構です】
材料はなんでもいいですが、根菜を中心に、集めてみましょう。そして、白いスープにしたいので白っぽい根菜で作ります。逆に夏はトマトが中心になるので赤っぽいスープになるのが特徴です。
ぼくが今回、八百屋で買ったのは、以下。
蕪、白ニンジン、ウイキョウ、ポワローネギ(下仁田ネギでいいですよ)、パネ(これは日本にはないですが、白い根菜)、クルージェット(白クルージェットがあればいいですけど、緑でも大丈夫)、セロリ、白玉ねぎ(玉ねぎでいいです。ご自由に)、など。
ピストゥ・ソースには、バジル三束、ニンニク、オリーブオイル、そして、松の実。

白いんげん豆とか、カリフラワーとか、いいですよね。今回、白いんげん豆は売り切れだったので、缶詰めを使いました。

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」



【作り方】
根菜は各、5mm四方にカットしておきます。鍋に潰したニンニク、オリーブオイルを回し掛けし、香りが移ったら、香味野菜を中心に炒め、ある程度火が回ったら、人参をいれます。
順番は火の通りにくいものから入れればいいですね。
だから、最後15分前くらいにズッキーニを入れましょう。
お好きな野菜で結構です。
水をひたひたになるまで入れて、そこに、チキンブイヨン(ビーフブイヨンでもいいですよ)を一つ放り込んでください。
軽く塩胡椒をして、45分から一時間、弱火でコトコト・・・。

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」



フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」

その間に、ピストゥ・ソースを作ります。これが、決め手になります。
ボウルにまず、ニンニクをひとかけら入れ、ブレンダーで粉々に、続いてバジルを入れやはりブレンダーで三回くらいに分けて粉砕して、笑、いきますが、途中で何度か、オリーブオイルを加えて緩めていきます。
最後にパルメジャーノを磨って投入、混ぜて、器に入れ、松の実をふりかけて完成です。
お皿に、出来上がったスープを入れて、その中心に大匙一程度、(お好みでどんだけ入れても問題ありません。ニース人はがんがん載せてました、笑)添えて、混ぜながら食べるのですが、これが信じられないくらいに、心に染みます。
高級感はないけど、ニースを知らなくても、郷土愛を感じる伝統の味です。フランスでも、とくに、南仏でしか食べられない一皿、日本のご家庭でもお試しください。
父ちゃんの大好物、みんな大喜び、間違いなし!!!
ボナペティ!!!!!

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」

※ はい、こちらが完成となります!!! 温まりますよー--。

自分流×帝京大学

フランスごはん日記「フランスにおけるミネストローネ、スープ・オ・ピストゥはいかが? 絶品ですよ」

食べることについて、よく語ります。父ちゃんのラジオは、10月5日、日本時間の22時から、ですよ。
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