某月某日、おとといの夜のこと、三四郎の散歩に出ようと、ドアをあけると、玄関の前に、ばかでかいゴミ袋が置いてあった。置かれていた。
え、え、え、なんだ？
何のメッセージだろう。
うちの玄関の前にエレベーターがあるので、誰かが忘れた可能性はあるが、ゴミ袋はドアにくっついて、置かれていたのだった。足ふきマットの上に！
それで、管理人室に飛んで行き、管理人さんに、
「ちょっとちょっとこれ見てください」
と言って、確認に来てもらうと、マダム管理人さんも、それを見て、怪訝な顔になった。
「これ、いやがらせでしょうか？　」
とぼく。
「気持ち悪いわね～」
と管理人さん。
二人で、眉間に皺を寄せあった。
「わたしが捨てておきますから、このままにして」
「でも、ぼくは原因が知りたい。だれかに恨みを買ったのでしょうか？」
「まさか。あなたは何も悪いことしてないでしょ？」
上の階の人も下の階の人もまだ、バカンスから戻ってない。じゃあ、誰が・・・。ワンフロアーに一家族の建物なのであーる。
「でも、奇妙ね。防犯カメラがあるから、調べておきます」
ということになって、別れたが、用心のために、戸締りをしっかりとやって、寝た。

※　朝は、時々、お腹がすいた時に、バゲットにジャムぬって、食べます。今は、お薬を飲むのために胃に何か入れないとならないので、これ・・・。うますぎる！

翌日、朝の散歩のときに、管理人さんがいたので、
「あれ、なんでしたか？」
と訊いたところ、
「3階のお手伝いさんが、そこに置いたのよ」
という返事！
「ええええ！？　なんで？」
「だから、あとで、注意をしておきます。ただ、忘れた可能性もある。エレベーター、間違えて、あなたの階で降りて、そこに、いったん、ゴミ袋を置いたあと」
「それ、やばくないですか？　考えにくいですよね。うちはスタッフさんの出入りが多いので、うるさいのかな。歌うし・・・」
「それはないですよ」
「もしかすると、ぼくに捨てておけ、といういじわるかもしれないですね」
「まさか！　でも、ちゃんと厳しく、注意しておきますから、安心してください」
ということになった。
犯人は、3階のお手伝いさんだったが、面識もない。すくなくとも、こっちは、知らない。長谷っちも、岡っちも、ＭＭも、そんな人、知らないという。
3階に住んでいる人さえ、知らないのだ、誰も・・・。

ただ、こういう奇妙なことは、生きているとママある。
フランスでは、意図的にこういうことをやるいじわるさんも、稀にいる。
それは、メッセージだったり、警告だったりするので、差別されてないか、よく判断をしないとならない。
ま、でも、たぶん、監視カメラがあることはみんな知っているので単純に忘れただけであろう。忘れるって、やばいね。様子をみなきゃ。
ところで、父ちゃん、今日はこれから、鍼灸院に行くのだ。四十肩になってしまった。
年齢的にやっと、40歳ということだろうか？　
五十肩かもしれないが・・・。あはは。
激痛が走って、右肩の筋にすごい痛みが走るのである。
外反母趾からはじまり、気管支炎になり、引退ライブのあと、身体の調子は最悪。
長谷っちの紹介で、パリで一番人気の中華街の奥深くで開業する仙人のような鍼灸師さんを予約することが出来たので、行ってくる。仙人！　すごそうじゃのー。
針は怖いが、これでは絵も描けないし、ギターも弾けない。
何せ、筆を持ちあげることができないのだから・・・。ひゃあああ。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
ということで、これから、中華街の奥深くまで行ってきます。肩の痛みがひどすぎて、じっとしてられないのです。強い薬（コデイン）を飲んでも効かないので、これはもう、やるしかありません。針が怖いなどと言ってられませんよね。パリ・中華街奥深くの謎の仙人については、この後の日記で・・・。ふふふ。

はい、いよいよ、明日、９月８日、エッセイ教室をです。課題の提出は締め切りましたが、参加してもらえると、エッセイの書き方とか、参考になるかもしれません。笑。気まぐれ文章教室、今年、最後の授業です。
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https://tunagate.com/community/xWZVvgZD/circle/92861/events/348688

さて、今度のラジオは、９月１４日の日本時間２２時からになります。父ちゃんのマシンガントーク、炸裂しますよー。和やかな時間をお過ごしください。
ラジオの申し込みは、こちらのツジビルバナーから、どうぞ！！！　毎年、イベントなどもやってます。
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※　１０月４日から１２日の１６時まで、パリ、マレ地区のギャラリーで、個展やります。絵が好きな、フランス周辺に在住の皆さん、どうぞ～。２１作品が並びます。