JINSEI STORIES
滞仏日記「息子はアフリカに近い冬の島で恋人と、父ちゃんはパリで孤独なアクスタ三昧!」 Posted on 2024/08/14 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、息子から、レユニオン島での生活の様子がたくさん、送りつけられてきた。
南半球、マダカスカルにほど近い島にある、ガールフレンド君の実家で、この夏は過ごしているようだ。(もっとも南半球なので、そこは冬!)
そこは、フランス領だが、インド、中国、アフリカなどからの移民が多く、白人と混ざっていて、ちょっと茶褐色の肌を持つ人々、クレオール語も話す、ま、雰囲気は、南米のような感じなのだとか。☜行ったことないくせに。南米。
家族が集落のような感じの共同体を作っていて、ごはん時になると大家族集合となるようで、家族愛に飢えている息子にとっては、大喜びの毎日らしい。☜愛に飢えてる子だからね。
とくに家長でもある、お父さんにめっちゃ気に入られたらしく、家の工事とか、食事の手伝いなんかを手伝っているのだとか・・・。
みんなが集まる時は、料理の大好きなおじさんが、フライパンをふるうんだって。すごいね。
で、中国やインド、アフリカの影響が強いから、食べ物には、チャーハンみたいなもの、チャーシューみたいなもの、カレー、マフェ、にそっくりだけれど、それの進化系の料理が存在しているんだとか、へー。これをクレオール料理というのだ。
パリにも、けっこう、クレオール専門店がある。みなさん、知らない世界でしょ? ふふふ、世界って、かなり、広いんだよー。
夏は毎年、レユニオン島住まいがこれで決定だな、ということに・・・、あはは。邪魔でなければ、ぼくも行きたい。☜え、邪魔??? そっとしとけ? そんな~。
来月、その家族がパリに来るらしく、紹介してもらえるかもしれない。
ま、人生というのは、どこで、どういう人たちと出会っていくか、まことにわからないものじゃのー。ぼくのレユニオン島移住も、ありえる話・・・。☜だから、そっとしとけ!
※ 青春だねー。嬉しいなァ。
ところで、ぼくは、アクスタをもって、凱旋門まで散歩に出た。
この、オリンピックとパラリンピックのはざまの、静かなパリの景色もなかなか、よかったよ。
本当は、今すぐにでも三四郎を迎えに行きたいところだが、明日、なんか、ドッグパーティがあるようで、笑、つまり、犬たちがたくさん集まって、ジュリアの家で、犬たちのパーティをやる、というので、すごいね、それが終わるまでは、いさせてあげようかな、と思っている、父ちゃんであった。
なので、オリンピック後の静かなパリで、一人、寂しくしているのであった。野本とか、呼び出して、呑むか!
あはは。
だから、仕方ないから、アクスタを連れて、散歩に出たのだった。
帰りに、パリ・ビビンバ、を食べました。☜流行中!
えへへ。
つづく.
今日も読んでくれてありがとうございます。
来年、南仏でも個展があるので、ここからは、絵を200枚くらい描かないとならないので、そのためには、カンバスが必要だから、今日はさっそく画材屋に行こうかな、と。こんなふうに、怒涛の引退ツアーが無事に終わり、またまた、普通のパリ生活が戻って来た感じです。人生って、不思議だね、未来も過去も現在の中にある
それから、引退はしたのだけれど、音楽は続けるので、日本でも、イベントとかフェスとかプライベートなものには、参加します。大規模なライブはもうやらないですが、イベンターを通さない、少人数のサロンのようなところで歌いますよー。それに関しては、引退もしたことだし、日記では発表しません。どうしても、そういうイベントの情報が欲しい皆さんは、笑、いらないと思いますが、月に3回生放送をしている「ラジオ・ツジビル」にご参加ください。ラジオは毎回、熱血で、元気になりますよ。ちなみに、15日、22時から生放送やります。パリ事務所のいつものアトリエから、ふふふ。
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