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夏の一皿、父ちゃんの料理教室「昆布茶で作る、スズキのカルパッチョ」 Posted on 2024/08/11 辻 仁成 作家 パリ

ちょっと、気の利いたイタリアンでも食べたいなぁ、でも、暑いし、家飯でいいかなぁ、という猛暑にピッタリな一皿を、ご紹介しますね。

スパークリングワインとか、フレッシュな白ワインで、けだるい昨今をぶっ飛ばしたいと思っている主夫&主婦の皆さんに、最適です。

今回、紹介するスズキ(鯛でもOK)のカルパッチョですが、要は、こぶ締めなのですが、昆布だとおおごとになるので、昆布茶でやっているところがミソです。
梅昆布茶でやると、なお、いいですよ。
梅昆布茶、最強です。
ちなみに、辻家のダシ、昆布茶が大活躍をしています。これはもう、本当に万能なので、一家に一袋、ご用意してみてください。味に広がりが出ます。

昆布茶を適量、スズキの刺身用のさくに満遍なく、あんまり沢山じゃなくていいので、満遍なくふりかけ、サランラップで包んで、2,3時間、味をしみこませてください。
昆布だと半日とか、一晩かかりますけど、昆布茶だと、2,3時間で済みます。
でも、薄味でも美味しいですし、逆に一晩ほっとくと、どろっとした感じになります。
これはこれで、かなりうまいです。
そこはレシピにとらわれず、大胆に、ご自由に、ドラマティックに挑んでくださいね。
じゃあ、まずは、材料から!



材料(2人分)です。
スズキ(白身の魚)150g 鯛でもOK!
昆布茶小さじ、1~2
<A>
カッペリーニ120g
生クリーム大さじ1~2
すりごま20g
昆布茶小さじ1
さらに、塩昆布を微塵切りにし、ほんの少しいれても美味しいですよ。
オリーブ油大さじ2
ごま油少々
塩胡椒少々
お醤油、数滴・・・
レモン(もしくはオレンジ)ちょっと絞ってみて・・・



じゃあ、一緒に作ってみましょうね。
まず、スズキのうらおもて、昆布茶を満遍なくふりかけ、サランラップで包み、冷蔵庫で2,3時間~半日くらい寝かせて薄切りにします。※ 
梅昆布茶でもいいですよ。
梅の味が出てなお、おいしいです。

夏の一皿、父ちゃんの料理教室「昆布茶で作る、スズキのカルパッチョ」

※この写真のは、半日以上冷蔵庫でしめています。そうすると、周辺にとろみが出てきます。
はい、なかなか、おいしいですよ。お好みで。
で、別にパスタを添える必要はまったくありません。
アイデアとして、今回は、カッペリーニの冷製パスタをちょこっと添えてみます。食いしん坊さんのためにね、えへへ。

夏の一皿、父ちゃんの料理教室「昆布茶で作る、スズキのカルパッチョ」



ボウルに Aの材料を入れ、よく混ぜ合わせておきます。茹でたカッペリーニを一度水でしめてから、ボウルに入れ、混ぜ合わせたら皿に盛り付けます。
パスタのまわりにスズキを張り付け(のせるだけで十分です、笑)全体にオリーブ油を回し掛けして完成になります。
塩を使わないで、ピラミッドの上に、先の、塩昆布を飾りでちょっと添えてもGOOD!
見た目、可愛い冷製パスタ、大好きな人と仲良く食べてくださいね。
ボナペティ! 

※ 下の写真、キャビアのようなものが上に載っていますが、ここを塩昆布の微塵切りにするのも手です。その場合は、塩分をご調整ください。基本、塩を使わないで、塩昆布で対応、の方が、風味も塩味も一挙両得になります。えへへ。うまく、やってねー。

夏の一皿、父ちゃんの料理教室「昆布茶で作る、スズキのカルパッチョ」



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