JINSEI STORIES

滞日日記「摩天楼スパで、ボディートリートメント・リフレッシュ。美的達成感」 Posted on 2024/08/02 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、連日のライブで肉体疲労マックス~!!!
やはり、肉体美派ロッカーとしては、次のライブに向けて、お肌とお肉(?)のコンディションを整えるために、話題のホテルの話題のスパに立ち寄った、世界のスーパースター、父ちゃん、であった。あはは。
こう見えても、父ちゃん、年齢に負けないほど、肉体美には自信がある。ほほほ。
顔は老けていくが、身体は鍛えているので、まだ、腹も出てないし、腹筋の鬼なので、腰も括れているのであーる・ふぁろめおー。
同時代仲間のプリンス、マイケルジャクソン、もいなくなったので、ちょっと寂しいから、やはり、生き残ったマドンナとぼくとで美を追求したい、ところ。
ということだから、スパで、美しい体系を維持しないとならない、と思ったのだった。☜強引な決着。
ウエストラインとか、ヒップラインとか、足の太ももとか、美しいボディラインづくりが、千秋楽公演へと向かう中日の今日、必要だろうと思って、あの、虎ノ門ヒルズにできたアメリカン・ホテル、アンダーズ東京の37階にあるスパへと出向いたのであーる。(ハイアットグループなんだそうだ。知らなかった)
ひかえおろー、父ちゃん様であーる。
「お客さん、すいません。そこは、車通行レーンですから、ホテルへお越しならば、あちらの歩道を歩いてください」
といきなり、叱られた。う、出鼻、くじかれたー。☜マジで、叱られたのじゃ。
しかし、こちらのホテル、でかすぎて、どこからどう入ればいいのか、田舎者の父ちゃんには、ちょっとわからない、それくらい、めっちゃ豪華なホテル。
とりあえず、51階のフロントへ行き、そこからホテル専用のエレベーターで37階のスパ&クラブまで行かないとならない、のだから、なんとも、奥が深い・・・。
「すいません。予約している、父ちゃんです。Sさんいますか? 友だちなんです」

滞日日記「摩天楼スパで、ボディートリートメント・リフレッシュ。美的達成感」

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昔、マンダリンで働いていたSさん、今は出世して、ここで働いている。
お子さん二人を育てる超元気なシングルママさんだ。
「わー、辻さーん。変わらない~。ぜんぜん、変わらないですねー」
「あはは、頑張ってるんだよー」
ということで、思い出話に花が咲いた、二人。
Sさんが紹介してくださった施術担当の方に案内され、スパの施術室へと。
白い壁が印象的な廊下の突き当りにそのお部屋が、おおおお、遠くに東京湾が見える~、ゴージャスー。

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ということで、60分のボディオイルマッサージをお願いした。
真っ白な解放感のあるお部屋で、テラスがあり、東京が一望できる。中心に施術台があって、奥にシャワー室もある。
でも、そういう外見より、施術が気持ちよかった。
「どのあたりを中心に、どのくらいの圧でほぐしていきましょう」
「ええと、ふくらはぎ、デコルテ、ヒップ、腰、とかでしょうか。やや強めで圧をお願いします」
「わかりました」
お姉さん、マジ、上手だった。いつもは、指圧を受けているが、たまには、オイルマッサージ、いいねー。東京2デイズの疲れが吹っ飛んだ、感じ。
血が流れていくのが、よくわかった。
足が細くなりそうだ。
腰からヒップにかけてのラインもいいカーブを描きそうじゃ、ふふふ、ういのー。
あー、デコルテ、うっとりー、心地よい。
軽くなってきたァ~。
「いかがでしか?」
全身をほぐしてもらった後、おおお、身が軽くなっているのがわかるから、すごい。
「なんか、自分の身体じゃないみたい。ありがとう。軽いです。生き返りました」
「よかったです」
ということで、帰りはSさんが、51階まで送ってくださったのだった。摩天楼の別世界でのボディマッサージ、たまには、いいよね。
そこから、下界に戻り、ぼくは行きつけの赤坂の焼き鳥屋さんに立ち寄り、いつもの焼き鳥弁当を買ってから、自分のホテルへと戻ったのであった。
はい、5日の東京最終公演、ベストの上を行く仕上がりで、みなさまの度肝を抜き、これで引退とは信じられん、という世界観をご披露したいと思っております。えへへ。☜ヒップラインにご注目ね。きゃ。

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つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
やはり、これはある意味、贅沢な施術ではありますが、こういう過酷な仕事ですから、いいタイミングでのリフレッシュでもありました。よっしゃー。熱血~。

引退後ですが、音楽は続けますが、日本におけるJINSEI・TSUJIの公式興行はしません。でも、プライベートでは、こそこそ、弾き語りとかやろうと思っています。その非公式の発表は、ぼくのラジオでのみ、のみ、することになります。限られた小さな世界で、だけ、生きていく所存です。
ということで、ラジオ・ツジビルは、月3回、放送しています。詳しくは、下のtsujivilleのバナーをクリックください。

TSUJI VILLE

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自分流×帝京大学