某月某日、東京に入って、２週間ほどが過ぎた。
ま、基本はお弁当を買って、ホテルの部屋で、誰とも会わないで、食事をしていたのだが、とはいえ、父ちゃんも生きているから、ちょっとは、外に食べに行った。
その中で、いくつか記憶に残った美味しいお店をご紹介したい。
まず、全部、美味しかったのが、「麻布浅井」さん、大将の浅井さんがいい顔していた。料理に向かう姿も、姿勢も嫌味がなかった。
そこは、ぼくのお坊さん仲間の塩沼大阿闍梨に連れて行ってもらったお店で、大阿闍梨は、お酒を飲まないから、ぼくだけいろいろと味わった。
でも、ペアリングも素晴らしく、へー、と唸ったので、写真だけ、御覧いただきたい。たぶん、料金はそこまでリーズナブルではないとは思うが、この食べ物で、この味は、他ではあじわえないかなァ～。
ええと、浅井さんのお父さんがアンプの職人さんで、お店に入ったところに、アンプがどんと置いてある、ちょっと不思議感もよかった。

※あゆの低温焼きらしい・・・

※　これは、お肉なの。

※　〆のカレー。

それから、お寿司にも行ったのだ。
西麻布、ギャラリーＴが入っているホテルのすぐ、裏手にあって、こじんまりした細小魚（いさな）さん。大将がね、ロンドン帰りで、英語がペラペラだから、もう、外国人しかいないお店で、笑、なかなかフランスだと本格的なお寿司は高いから、とはいえ、寿司屋さんだからね、お弁当とは値段違うけれど、丁寧なお魚なのである、毎回。いつも、一組という感じなので、入りにくいかもしれないけれど、密談しながら、寿司をつまむのに、ちょうどいい。ぼくはビジネスで利用することが多いかな。
どっちも、西麻布なので、ぼくの活動範囲がバレバレなんだけれど、えへへ。
この二軒以外は、だいたい、お弁当食べていたので、そろそろ、パリのキッチンに戻って、腕を振るいたい、父ちゃんなのであった。じゃんじゃん。

※　いいよねー。

※　ごくり・・・。

※　父ちゃんはどっちにしても、カウンターにしか陣取らない。テーブルだと料理人が見えないので、あはは。

そういえば、ひとりしゃぶしゃぶもやった。駅ビルの地下で、一人用のしゃぶしゃぶがあったので、ライブ前に栄養付けなきゃって、そしたら、そこの店主さんが、ぼくの声で、わかって、ああああ、辻さんー、ファンです、応援していますよって。うれしかった。いろいろ、みなさんに背中押されています。がんばるぞー。一人しゃぶしゃぶは、やはり、コロナ禍以降の進化系なのかな。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
ライブが終わるまでは、風邪ひけないから、出歩けないし、大衆居酒屋に行くのは、ライブが全て終わった、引退あと、と決めているので、パリに戻ったら、東京美味いもの図鑑第２弾、やりましょうね。
今は、７日のツアー千秋楽、大引退の日、までは、全力投球の父ちゃんなのでありまーす。東京はもう売り切れているので、もしも、どうしても最後に観ときたいという人は、大阪に来てねー。間違いない、最高の有終の美になるはずだよー。
ぼく、しばらく、数年、フランスに籠って絵を描くので、あはは。ゴッホ辻、なんでも夢中になると、かなり集中しちゃうタイプだからね、そういう男なので、ごめんね・・・。でも、これからは路上の時代、再び、ですね・・・。

※　引退後ですが、音楽は続けますが、日本におけるJINSEI・TSUJIの公式興行はしません。でも、プライベートでは、こそこそ、弾き語りとかやろうと思っています。その非公式の発表は、ぼくのラジオでのみ、することになります。限られた小さな世界で、だけ、生きていく所存です。
ということで、ラジオ・ツジビルは、月３回、放送しています。詳しくは、下のtsujivilleのバナーをクリックください。