某月某日、ということで、ホテル生活、お弁当も飽きてきたので、料理をしたいが、何も材料がない。スーパーに行くには外が暑すぎる。
パリから持ってきたのは、スパゲッティのバリア七番と塩昆布だけ。
このホテル、ＩＨのコンロはあるが、醤油とか調味料は一切なし。
さて、これで食いしん坊の父ちゃんの舌を満足させる料理ができるのか？
答え、できます。
それでは、まずは、材料から。
パスタ、７０ｇ
塩昆布、ふたつまみ程度。
胡椒があれば、最後に使うが、塩は絶対不可。塩昆布の塩味で十分！
茅乃舎の野菜ダシ一袋。（ダシ袋あれば、なんでもいいです。なくても多分、大丈夫。塩昆布の量を増やしてください）
あと、ワインとか料理酒とかあれば、ぼくは冷蔵庫にアメリカのワインがあったので、それを使いましたが、料理酒、ワイン、日本酒なんでもよし。
では、さっそく作りますが、フライパンにコップいっぱいくらいの水をいれ、沸騰したらパスタを入れて、微塵に刻んだ塩昆布を一つまみ分、いれて、たまたま人からもらった茅乃舎の野菜ダシがあったので、一袋破っていれた。

※　これしかない。醤油もオリーブオイルもない。でも、やれそう、笑。

※　フォークとか、トングとかは、あった。フライパンもでかいの一つ、あった。十分だ！！！　塩昆布は微塵切りね。

このパスタ、ゆで時間は１１分だけれど、加減をみて、ちょうど、水気が少なくなる量の水を沸かすのがコツかも。ぼくはだいたい、フライパン１センチから２センチの間くらいで沸騰させたのであーる・はんぶら宮殿。
塩昆布がとろみをつけてくれるので、微塵切りがベスト。よくダシも出るし、絡まりやすくなるのである。
水分が飛んでフライパンの地肌が見え始めたら、ワインを適量投入。ちょっとでいい。

※　だいたいこの量の水でOK,それから微塵切りの塩昆布半分、ダシパック一ついれて、水を飛ばしていく。

※　水分が飛ぶということは、ダシがパスタに染み入るということ。

※　周辺のダシをワインで絡めとり、さらにパスタに染み入らせる。これ重要。で、塩昆布から自然に出たとろみが、もう乳化を超える域！！！！

※　かけるものはないから、塩昆布の微塵切りをここで少しかけておく。ただし、注意点、塩昆布がしょっぱいので、塩は絶対に使わないこと。

※　とあるデパートのワインコーナーで、名古屋から出張に来た若いインポーターの子がすすめてくれた白ワイン、パワーズというワイン、ミネラルも豊富で、樽の香りもほどよく、酸味無し。美味しかったので、呑んでます。あはは。

完成、であーる。
お皿に盛り付けると、御覧の通り。
塩はいれない。塩昆布の塩味で十分なので、後は工夫しだい。唐辛子をいれてもいいし、ツナ缶を最後に載せてもいい。海苔とかもあうでしょう。でも、醤油はトゥーマッチになる可能性があるので、ダシ味だけの関西風パスタということで。えへへ。
もう、最高でした。
マジで、オイルも使わないので、ダイエットに最適、「素パゲッティ」でございました！！！！

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
いや、どこでも、美味しいものがついてきますね。材料なんか、なくても、ここまで美味しいやつができるのですから、みなさんも、どんどん、工夫して、おいしい日常をゲットしてください。今日も父ちゃん、頑張れます！！！！
えいえいおー。

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