某月某日、知り合いから「ゆう５時」の映像が届いたので、みて、びっくり。笑。
トランぺッターのトクさんからも、眼科の待合室でみた、とメッセージが届き、笑った。
地上波、すごい・・・。
で、その動画を見たら、オランピア劇場ライブへの挑戦や夢について有馬さんと１時間も対談やったのに、取材も３時間ほどやったのに、ほぼほぼ、「パリごはん」の紹介みたいな内容で、笑、三四郎も連れて来て、と言われたのでライブの翌々日だったけれど、頑張って連れていったのだけど、一瞬、出てましたが、料理の話がメインで、おー、そこか、やっぱりー、と思った父ちゃんなのであった。ある意味、裏切りがない！
でも、テレビって、やっぱり、そういうところが大切で、博多の母さんがみて、めっちゃ喜んでくれたわけだから、よかったよかった。「ゆう５時」さん、ありがとう！！！
夜は、街の哲学者アドリアンと奥さんのカリンヌさんが我が家にやって来たのだった。
アドリアン、靴を脱ぐなり、
「ひとなりさん、素晴らしかったよ。ライブ、ほんとうによかった」
と珍しく褒めてくれたのであった～。

※　アドリアンが大好きなさんちゃんは、遊んでもらいたくて、アドリアンの足元で待機中・・・。笑。

「フランス語もよかった」
あまり、そういうことを言う人じゃないのだ。とくにフランス語に関しては厳しくて、オランピアライブ前は、仏語で歌うな、と実はかなり厳しく忠告されていた。
でも、無視して、３曲も歌った父ちゃん・・・。
発音が酷いからね。えへへ。
「いや、発音、よかったよ。驚いた。感動した。がんばったんだね、余計なこと言ってすまなかった。フランス語の歌、もっと、聞きたかった。ほんとうに」
ま、頑張ったということで、アドリアンを責めなかった父ちゃんなのであーる。笑。
で、今日は、彼のリクエストで「コリアン祭り」をやった。
最近、BTSか、ドラマの影響でか、ともかく、フランスはどこもかしこも韓国ブームなのだ。そうか、２０年前は韓国料理なんて、フランス人知らなかったのに・・・。
これは世界的傾向なのかな。
ということで今夜は「なんちゃってコリアン料理大会」なのだった。

※　父ちゃんの得意なチャプチェであーる。餃子は冷凍食品！！！

「ところでひとなりさん、聞きたいことがある」
「なんでしょう？」
「オランピア劇場に行くと、日本の人たちに声をかけられた。ぼくに、あなたはアドリアンさんでしょって？」
「おお。有名人」
「でも、一人や二人じゃない。なんで、みんなぼくを知っているのか疑問だったから、訊いたら、ＮＨＫのテレビで知ったという」
「何度か、出演してくれたからね。みんな君のファンなんだよ」
アドリアンが顔を真っ赤にして、首をふった。
「いや、嬉しいけれど、ぼくは自分が何をしゃべったか自信がないんだ」
「いつも素晴らしいことをしゃべっているよ」
「ならばいい。君に迷惑をかけていないなら、それでいい」
横で、奥さんが、笑っていた。

※　おお、これはなかなか珍しいカット！　アドリアンが、わ、笑っている。

ということで、この日記に登場してくれてきたパリの友人たちは、アドリアンを筆頭に、ほぼほぼ全員、ライブに来てくれたのだった。
ぼくからは見えなかったのだけれど、あの会場、実は、この日記の常連たちが勢ぞろいだったのだ。
ピエールも、マーシャルも、ヴェロニクも、アドリアンも、エステルも、リコも、リコの奥さんのエメも、リコの息子も、ジャン・フランソワも、カフェのブリュノも、肉屋のロジェも、ロジェの奥さんのシルヴィーも、ビデオで踊ってくれたソフィーも、そして、わが社の会長でもあるフグちゃんこと、ブノア氏も、やって来た。
彼の家族を引き連れて、やってきたのだった。
ブノアさんは、かなりスピリチュアルな人で、ＮＨＫ「パリごはん」でも、インタビューをしたのだけど、「ぼくは、個人的には神様とは親しくてね・・・」みたいなことを語ったりするものだから、Ｌさんたち製作陣がビビッて、ボツになった、あはは。実に、天然ちゃんなのであーる。
席が近かったアドリアンに言わせると、ブノアが一番、興奮していたということだった。
だって、会長だものね。あはは。

アドリアンはとにかく、食べるのが大好きなので、ワインをがぶがぶと飲みながら、用意したこの料理たちを、ほぼほぼ、一人で完食なのであった。
「あなた、食べ過ぎよ」
とコリンヌに怒られていたアドリアン。
でも、食べて喜んでもらえるのが、ぼくにとってはライブに負けないくらい嬉しいことだから、いいんだよ、アドリアン！！！
「美味しかったかい？」
「ああ、もう素晴らしい。完璧だ。ライブといい、料理といい。あ、言ってもいいかい？」
「ええ、いいですよ」
「ひとなりさん、君の歌はもちろん素晴らしかったけれど、ぼくは君が作る料理の方がもっともっと大好きなんだ」
一同、大笑い。
熱血も和んだ～。あはは。

人生はつづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
ということで、熱血第二ラウンド、日本公演が夏の終わりに開催されます。現在、予約受付中なのです。締切日の、６月１１日までなので、トライしてくださいね。詳しくはこちら。
「辻󠄀仁成 アコースティック セレナーデ フロム パリ 2023」
Tsuji Acoustic Serenade From Paris 2023
現時点で決定している出演アーティスト：
辻仁成（Vo・Ag）/Dr.kyOn（Piano・Chorus）/ユン ファソン（Flugelhorn・Trumpet・Chorus）
各会場：
8/29（火）愛知・名古屋DIAMOND HALL
open18:00/19:00
8/30（水）東京・EX THEATER ROPPONGI
open18:00/19:00
9/3（日）京都・京都劇場
open17:30/18:00
さて、ただいま、オフィシャル最速先行中です。「ぴあ」内に、このミニツアーの先行窓口が６月１１日まで設置されています。
チケット購入を希望される皆さんは、下のURLをクリックお願いいたします。

https://w.pia.jp/t/tsujihitonari-k/

最速先行発売期間、5/30（火）09:00～6/11（日）23:59/日本時間

そして、６月１８日は地球カレッジ、サンジェルマン・デ・プレ界隈を散策するオンライン・ツアーです。詳細は下の地球カレッジバナーをクリックください。