JINSEI STORIES
父ちゃんの料理教室「そうだ、やっぱり、ラザニアを作ろう。決めた!今夜はラザニアだァ~」 Posted on 2024/08/25 辻 仁成 作家 パリ
大家族に最適なラザニアは家族が多いイタリアだからこそ生まれた料理でしょう。
子供からお年寄りまで、とにかく、美味しい美味しいと言ってもらえて、作り甲斐のあるお得料理。
今までにも何度かここでご紹介してきましたが、今回はちょっと本格的なのに、結構簡単にできてしまう、ラザニアの極意をお伝えします。
うちは、子犬がやってきたので、大量に作って、翌日も温めて食べます。
パリにあるイタリア食材店などではこのオーブン皿(グラタン皿)ごと、ウインドーに並び、量り売りする感じで販売されています。
とにかく、豪快だけど、いつまでも美味しい、ラザニア。
ご家族を喜ばせるために、皆さん、ぜひ、作ってみましょう。翌日も、美味しいのですから!!!!
まず、材料です。今回は、約6人分
※ サーモン300g、ベビーほうれん草少々(なければ普通のほうれん草を少し茹で、細かく切っておく。ほうれん草はなくても良い)、ラザニア大6枚、バター60g、小麦粉60g、牛乳800ml、レモン1個、モツァレラ1個、白ワイン大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩こしょう。
まずは、サーモンをキューブ状に切って、タッパーに入れ、レモン半分、白ワイン大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩小さじ半、コショウ少々で一晩冷蔵庫でマリネしておきます。
ベシャメルソースが大事になりますが、そんなに難しくないです。
フライパンでバターを溶かし、小麦粉を入れてバターと馴染ませ、牛乳を少しずつ加えて、弱火でしっかり練っていきます。
初めはダマになりますが、よく練りながら牛乳を加えていき、トロっと少し緩めに作っておくのがコツです。
牛乳がなくなったら最後は水で少し伸ばしても良いですよ。
次に、ベビーほうれん草を混ぜて火を通し、塩胡椒で味を整えて覚ましておきます。
オーブンを200度に予熱するのを忘れてはいけません。
そしたらば、オーブン皿にラザニアを敷き、ベシャメルソース、サーモンマリネ(マリネ液も)、モツァレラを置いたら、ラザニアを重ね、を繰り返していきます。
最後にラザニアの上に少しベシャメルソースをかけ、レモン半分を全体にふりかけ、塩胡椒し、グラタン用チーズを載せてオーブンで焼くこと20分、完成です。
テーブルの上にぼんとグラタン皿ごと置いて、そこで切り分けて、ご家族のお皿に載せてください。
ううーん、食欲をそそる香りが最高です。
でも、一口食べたら、そのクリーミーな触感に、頬っぺたが落ちること請け合い。
ぜひ、試してみてね。
ボナペティ!
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