JINSEI STORIES
父ちゃんの料理教室「日曜日のおやつに最適、みんな大好き、バナナロール!」 Posted on 2022/04/10 辻 仁成 作家 パリ
お子さんを大きく育てたいならバナナいいですよ。背を伸ばします。
うちの子はバレーボールをやっていたので、よくお腹を空かせていたので、与えていました。
バナナ。「おさるさん、どうぞ」と冗談いいながら、するとある日、「バナナ、飽きた」と偉そうに言うので、なんとかバナナを食べさせる手立てはないか、と悩んで、そういえば昔よくロールケーキで食べてたな、と思い出し作って与えたところ、おさるさん大喜び。笑。
甘くて美味しいし、腹持ちするので最高なんです。
で、ついでに大人も美味しいのお裾分け頂けるので、二倍ありがたいですね。
じゃあ、さっそく、作ってみましょう。まずは、材料から。
卵 2個
グラニュー糖 10g
サラダ油 20g
牛乳 大さじ2
小麦粉 35g
生クリーム 150cc
グラニュー糖 大さじ1
バナナ 1本
と、大変シンプルでござます。はい、ここまでいいですかぁ?!
1】まずですね、最初にオーブンを180℃に予熱しておく。卵を卵白と卵黄に分けたら卵白は冷蔵庫に入れ冷やしておきます。
2】ボウルに卵黄とグラニュー糖10gを入れ、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜますよ。
3】次にサラダ油と人肌に温めた牛乳を加えさらに混ぜ、そこにふるった小麦粉を加え泡立て器で粉っぽさがなくなるまでサックリ混ぜておくのです。
4】別のボウルに冷やしておいた卵白とグラニュー糖大さじ1の1/3を加え、泡立て器で泡立て、残りのグラニュー糖を2回に分けながらツノが立つまで撹拌するのです。これがちょっと大変ですけど、ツノが立つ、これがポイントです。
5】3にメレンゲの1/3を加え泡立て器でよく混ぜ、もう1/3のメレンゲを加えたら、ゴムベラに変えて泡を消さないよう優しく混ぜ合わせていきます。最後のメレンゲを加え、同じように混ぜ、全体をよく混ぜ合わせるのです。
6】クッキングシートを敷いたオーブン板に生地を流し、20×20cmサイズに伸ばす。スケッパーのようなもので表面を整え、10分から12分焼いてください。
7】焼き上がったら型から出し、粗熱が取れるまで生地の表面にラップをかけておきます。
8】粗熱が取れたら生地を一度クッキングシートから外しますよ。(クッキングシートは巻き簀のように使用するので敷いたまま)はい、ここまでいいですかぁ!?
9】しっかりホイップした生クリームを塗り(巻きはじめの方に多め)バナナを丸ごと1本置いて巻いていきます。ぐるぐる。
10】巻き終わったらクッキングシートを巻いたまま、その上からラップをして、冷蔵庫で30分ほど休ませる。綺麗にカットしてできあがりとなります。
日曜日は3時のおやつ、いいですよね。ぼくも小さい頃、よく母親に手作りのケーキを作ってもらった記憶があります。コンビニにはかなわないんですけど、笑、でも、その努力って子供は見ているものです。もし時間があるなら家族のために美味しいケーキを作ってみましょう。ぼくはそれが今、とってもいい記憶になって残っています。もちろん、息子君の胃袋の中にも! えへへ。GOTOキッチン! キッチンは裏切らない。
※和菓子的な佇まいもあるバナナロールケーキ。
※ぼくは生クリーム大好きなので、自主隔離中も毎日、しゃかしゃかして、食べています。甘いものは頭の回転をよくすると勝手に言い訳をしています。自分に。えへへ。