JINSEI STORIES
父ちゃんの料理教室「いちごの季節、これは美味い!自家製いちご大福」 Posted on 2021/05/08 辻 仁成 作家 パリ
いちごの季節ですね。いちごが大好きな人に今日はおススメの和菓子をご指南させていただきたいと思います。水でいちごを洗うところから、わずか30分で出来ますし、電子レンジ使うだけですから、どなたでも気楽に挑めますよ。ぜひ、これはやらないと損です。だって、あまりに美味しいのだから!!!
フランスではいま「MOCHI」が大ヒット、といっても、フランスでいう「MOCHI」とは日本のアイスの「雪見大福」からはじまり、常温で売ってる中国製のあんこが入ったお菓子もMOCHIと呼ばれています。どこのスーパーにも雪見大福もどきが入口で売られていて、これもここ1、2年、あれよあれよという間に、広まりました。
そこで、ぼくはご近所の八百屋のマーシャルとかパン屋のヴェロニクなどに、時々作っては配っていたのですけど、これが超話題になり、MOCHI先生と呼ばれるまでに、・・・えへへ。おおげさですけど、ま、大好評ということで。今度、ワクチン接種が一通り終わる、夏には近所の主婦の皆さんを集めて、我が家でMOCHI教室を開催する予定でおります。
ということで、父ちゃんの大得意の「いちご大福」を一緒に作りましょう!!!
材料はこちらです。もち米粉(白玉粉)100g、砂糖50〜60g、150cc、こしあん200g、いちご8個。
あんこを25gぐらいずつに分け、いちごを包んでおきます。
パリで白玉粉は日本の食材店まで行かないと見つけられませんけど、中華食材店で簡単に手に入るもち米粉で大福を作ることができます。
ボールにもち米粉と砂糖をいれて、水を加えて溶かし(トロッとするくらいの硬さ)、電子レンジ(600w)で2分。
一度取り出してゴムベラでよく混ぜて、火の通りのむらをなくし、もう一度1分半電子レンジにかけてください。
ゴムベラに水をつけて大福の生地をよくねったら、片栗粉をしいたまな板に取りだし、8等分にします。
しっかり片栗粉をまぶした生地を伸ばし、あんこで包んだいちごを包んだら完成。
あんこが嫌いな人には、あんこ無しいちご大福も美味しいですが、欲張りなぼくは、生クリームを添えて、生クリーム苺大福にします。これが、めっちゃくちゃ美味しいのです。ボナペティ!!!