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パリ最新情報「ウクライナ、ゼレンスキー大統領、パリに立つ!」 Posted on 2023/02/09 Design Stories  

ウクライナのゼレンスキー大統領が2月8日(水)、英国を訪問し、バッキンガム宮殿にてチャールズ3世国王と面会した。ゼレンスキー大統領の訪問は、最後の瞬間まで秘密にされていた。ゼレンスキー大統領は英国南西部で訓練中のウクライナ兵を訪問した後、フランスに移動し、エリゼ宮で仏エマニュエル・マクロン大統領、ドイツのオラフ・ショルツ首相と夕食会を行う予定のようだ。

ロシア侵攻開始後、大統領がウクライナを離れるのは昨年12月21日にポーランド経由でワシントンに行ったのに続き2度目となる。

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英国議会で演説をしたゼレンスキー大統領は英国に対し支援への感謝を述べ、「ウクライナが現在最も必要としているのは短期的なものではなく、長期的な解決策である」と、再び戦闘機の必要性を訴えた。英国はウクライナのパイロットに「NATOの基準で」航空機を使えるように訓練することを正式決定し、より長距離のミサイルを送るなど、キエフへの援助をさらに強化する見込みである。

また、ゼレンスキー大統領はこの演説で、「私たちはロシアが負けることを知っている」とし、「その勝利が世界を変えることも知っている。(中略)戦争というものの考え方そのものに対する勝利だ。侵略者たちに何が待っているかがわかるだろう」と続けた。

パリ最新情報「ウクライナ、ゼレンスキー大統領、パリに立つ!」



2月9日(木)には、ブリュッセルで開催されるEU首脳会議に出席する可能性もあるという。欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は月曜日、「将来の首脳会議に直接参加するよう」ゼレンスキー大統領招待したと述べていたが、到着日などは明らかにしていない。

ロシアを深く攻撃するには、戦車と長距離ミサイル、そして航空機が必要不可欠となる。フランスの専門家は、マクロン大統領はウクライナに航空機を提供する可能性はゼロではないとし、ゼレンスキー大統領は米国のF-16やフランスのミラージュやラファールが必要なのだ、と述べた。
2月24日でロシアのウクライナ侵攻開始から1年を迎える。



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