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速報・パリ最新情報「フランス全土で再ロックダウンが決定! 悪夢再び」 Posted on 2020/10/29 Design Stories  

フランスは3月に引き続き、全土でのロックダウンが決定した。
期間は、30日金曜日0時より12月1日まで。
「冬になりヨーロッパはウイルスが活発化している」と大統領は国民に語り始めた。
「今、急ブレーキをかけなければ、11月半ばには9000人が集中治療室に入ることになる。病院はすでにカオス状態なのだ」

以下、大統領の演説からの抜粋。
・集団免疫を獲得するのを待つ場合、50-60%の国民がかからないとできないので、それを待っていると40万人が犠牲になる。
・若い人にもウイルスは蔓延し、影響を及ぼしているので、リスクのある人のみをロックダウンするだけは不十分。
・欧州でもフランスが一番多くのPCR検査をやっているが、毎日4万人以上が感染している現状もあり、追跡し隔離することが追い付けずにいる。
・集中治療室のキャパシティーを増やす作業が、この数ヶ月では間に合わない。さらに、医療現場の人手不足の指摘。看護師を養成するには4、5年かかり、医師にいたっては10年もかかる。

速報・パリ最新情報「フランス全土で再ロックダウンが決定! 悪夢再び」

※france info



これらの理由から、フランス政府は今残された方法はロックダウンしかないと結論を出した。
春の第一次ロックダウンと異なる、今回の第二次ロックダウンの現時点での詳細は以下を参照されたし。

・高校、中学校、小学校、幼稚園、託児所など、学校は全て続ける。ただし、大学・専門学校はリモート。
・公共工事、建物工事などはできる。
・市役所、郵便局などは開く。
・必要最低限の買い物、運動や散歩での外出は1日1キロ以内1時間、医師の診察などのための外出は可能。
・レストラン・バー、商店の完全閉鎖(食料品を除く)。ただし、テイクアウト、宅配での営業は可能。
・前回と同様、外出の際は外出証明書に記入し、常に持ち歩く必要がある。
・テレワークを推奨。
・娯楽施設はすべて閉鎖。



街頭の市民は口々に不満を吐き出している。
レストランの経営者は店がつぶれると怒りを露わにしている。
マクロン大統領は、クリスマスと年越しを穏やかに過ごせるための措置であると説明しているが、政府の援助だけでは持ち堪えることができない商店が第一次ロックダウン時より多く出る可能性があり、フランスにとっては今まで経験したことがない、一番厳しい冬の訪れとなりそうだ。

※この後、細かい内容が首相府から次々と出る予定なので、詳細がわかり次第、内容を変更、追記していきます。

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