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パリ最新情報「パリジェンヌの夏の装いは、一枚で着映えする華やかワンピで。」 Posted on 2023/06/22 Design Stories
冬はモノトーンカラーでまとめ、パンツスタイルが定番のパリジェンヌだが、気温が高くなると一転してワンピースが主流になる。
フランスの女性誌でも春辺りからワンピース特集が組まれていて、最近では画面も実際の街中も、一気に華やかになったという印象だ。
袖ありでも無しでも、ヴィンテージ・クラシックの小花柄はやはり人気のようで、今年もたくさんの小花柄ワンピースをブティックで見かける。
裾はミニ丈よりミディやマキシ丈で、ゆったりとしたシルエットが人気。
そして足元もヒールより白スニーカーを用いて、エレガントに決めすぎずに・・・というのがパリジェンヌの定番スタイルになっている。
とはいえ最近のパリは暑く、膝上丈もサンダルを履く人も増えてきた。
軽やかなワンピースを一枚でサラっと着こなしつつ、ヘアアクセサリーやアイウェアといった小物をアクセントに。
スリットが入っていたり、背中が開いていたりと風通しの良いワンピースも需要が多い。
特に今年のパリでは、シャツワンピが復活しているという。
バカンス先のディナーにも着ていけるシャツワンピは、組み合わせによっては秋まで使えるためとっても便利。
無地のものもあるが、パリのアパレルブティックでは大胆なプリント柄が多く並んでいた。
また、ギンガムチェックもちょっとしたトレンドになっている。
フランス語でギンガムチェックは「ヴィシー(Vichy)」と呼ばれる。
これは生地作りが盛んだったフランスの街・Vichyの名前から来ていて、フランスではカフェのテーブルクロスや家庭で使うトーションによく用いられる。
※色は赤のギンガムチェック。
2023年夏のファッションでは水色のギンガムチェックが多く、水着やトップス、スカートまで60年代風のレトロアイテムがトレンドなのだという。
スリップドレスに身を包むパリジェンヌも多い。
肌を出すことに抵抗はないようで、暑さに抵抗するため綺麗な日焼けをするため、元気にスリップドレスを着こなしている。
来月からは本格的なバカンスシーズンを迎えるフランス。
初夏から始まるワンピースの装いは、そんなリゾート気分を盛り上げてくれる。
オンオフ問わずリラックスして着られるワンピースは、足元はフラットに・ヘアも無造作にとコンフォートな組み合わせがポイントのようだ。(セ)