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パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」 Posted on 2023/05/11 Design Stories  

 
世界中がお母さんに感謝する日、“母の日”が近づいてきた。
日本では5月の第2日曜日に設定されているが、フランスでは毎年、5月最後の日曜日が母の日となっている。
そのため本来であれば5月28日だったフランスの母の日。
しかし今年は「Pentecôte(聖霊降臨際)」という祝日と偶然重なるため、6月の第1日曜日に移動することになった。
(1950年の法律で定められた)
 

パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」



 
まだ一か月近くあるとはいえ、フランスではギフト・アイデアについて既に多くの情報が飛び交っている。
母親への贈り物として一番多いのは、日本と同様、やはりお花である。
ただフランスにはカーネーションを贈る習慣がなく、季節のお花や鉢植えが選ばれたりする。
では母の日に贈るシンボル・フラワーとはどんなものがあるか、お花以外ではどんなプレゼントをするのか。代表的なアイテムをご紹介したい。
 

パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」

 
母の日に贈るお花は、季節のものが好まれる。
5月〜6月に咲く遅咲きのチューリップ、芍薬、薔薇、マーガレットなどだ。
特に薔薇はピンク色が好まれており(感謝の意味があるため)、次いで「無条件の愛」を示すチューリップも人気なのだとか。
特にこれ、というお花はフランスにはないのだが、みな花言葉やその佇まいからお母さんにぴったりくるものを選んでいるらしい。
 

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パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」

※テーブルウェアも喜ばれる。

パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」

 
お花にプラスアルファのギフトとしては、実用的なもの、化粧品、スパやエステのチケット等も人気のようだ。
フランスでは今、盗難・紛失防止のためスマホのストラップが人気なのだが、写真のようにネックレス風のストラップも「今年のギフトアイデア」として紹介されていた。
 



パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」

※使った後もボトルを再利用したいオリーブオイル。

パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」

 
お洒落な調味料セットなど、キッチン周りのアイテムも多い。
キッチン家電はそのうちの一つで、お母さんが喜ぶような素敵なデザインが好まれる。
またエプロンも毎年人気なのだが、ガーデニング・バーベキューでも活躍するしっかりめの生地(デニムや合皮など)が、これからの季節に丁度良いのだという。
 

パリ最新情報「もうすぐ母の日!フランスでは何を贈る?」



 
フランスで母の日が一般的になったのは第二次世界大戦後からだった。
幼い子どもたちは手紙を贈り、成人した子どもはお花や感謝の気持ちを込めたギフトを。
一方フランスでは、孤児や「ふたりパパ(同性カップル)」を持つ子どものため、母の日ではなく「Fête des gens qu’on aime=愛する人の日」と呼ぶ試みが一部で始まったようだ。(大)
 

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