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ロンドン最新情報 「英国、今年はクリスマスを祝えるのか、オミクロン株の市中感染とブースター接種大作戦」 Posted on 2021/12/02 Design Stories  

ブラックフライデーのこの週末、ピカデリーサーカス、オックスフォードストリート、リージェントストリートなどの目抜き通りが、いつにもまして、クリスマスイルミネーションやショッピングを楽しむ人々で賑わった。
昨年は中止となったロンドンの中心にあるハイドパークでは巨大移動式遊園地「ウィンターワンダーランド」がオープンしている。
7月19日までに、Covid-19に関する規制がほぼ終わっており、公共交通機関以外ではマスクをしている人も少数派となっていた。

ところが、月曜朝になってオミクロン株情報が次々と発表された。
イングランドで3人、スコットランド・ウェールズで6人の感染が報告された。
イングランド東部のエセックス州の小学校ではスタッフと生徒が感染した。
水曜日にはあっという間にイングランドでは22人のオミクロン株の感染が報告された。海外渡航歴のない人々の市中感染も確認された。
オミクロン株の実態については、まだ不確かな部分が多く、完全に解明されるまでに2、3週間ほどがかかる見込みとのこと。

ロンドン最新情報 「英国、今年はクリスマスを祝えるのか、オミクロン株の市中感染とブースター接種大作戦」

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オミクロン株はデルタ株よりも弱毒化しているのか?
症状や重症度はデルタとどう違うのか?
政府が無料で配布しているコロナ簡易検査キットで判明されるのか?
ブースター接種は本当に効果があるのか?
など、疑問だらけである。

政府はブースター大作戦を強行している。
50歳から可能であったブースター接種を18歳以上に引き下げ、これまでの6ヶ月後ではなく、2回目の摂取から3ヶ月後に接種を受けることができるようになった。
12歳から15歳までの子供は、3ヶ月後に2回目の接種を受けることができ、重度の免疫不全の人は4回目の接種を受けることができる。

*筆者はブースター接種とインフルエンザ接種の両方を予約無しで受けることができた。
1回目と2回目はアストラゼネカ社製のワクチンであったため、ブースターはファイザー社製となった。
交差接種の方が効果があると言われている。
ブースターとインフルエンザのダブル接種は安全と説明されたが、接種翌日は両腕の痛み、頭痛、寒気、眠気、発熱の症状に苦しんだ。



そして、今年のクリスマスがどうなるのかが人々の最大の関心事である。
ボリス・ジョンソン首相は今のところ、ロックダウンの可能性については言及していない。
むしろクリスマスパーティーをキャンセルしないようにと述べている。

英国での12月1日の報告では48,374人の感染者と171人の死者(陽性反応が出てから28日以内に死亡した場合)が報告された。

イングランドのみの情報
11月30日より、イングランドでは法律が改正され、お店や公共交通機関、美容院、郵便局、銀行などでフェイスマスクの着用が義務付けられる。
違反者には200ポンドの罰金が科せられるが、この法律はパブやレストランなどの接客業には適用されない。

11月28日午前4時以降、オミクロン株に感染した人との接触が確認された人は、ワクチン接種の有無にかかわらず、10日間の自己隔離が必要となる。

海外からの入国者は、到着後48時間以内にPCR検査を受ける必要があり、陰性の結果が出るまで自己隔離することが義務付けられている。

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新たにレッドリストに掲載されたアフリカ南部の国からイングランドへの入国を許可されるのは、イングランド人とアイルランド人のみとなった。

この場合、出国後3日以内に受けた検査で陰性であることを証明する必要がある。
また、入国後は政府認定の検疫ホテルに10日間滞在しなければならず、その費用は2,000ポンド以上になる。

レッドリスト対象国
ボツワナ
エスワティニ
レソト
ナミビア
南アフリカ共和国
ジンバブエ
アンゴラ
マラウイ
モザンビーク
ザンビア

中等学校の7年生(日本でいう小学6年生)以上の生徒は、共同スペースではフェイスマスクを着用すべきだと、教育省はイングランドの学校と大学に通達している。

新しい指針では、スタッフ、訪問者、生徒は、免除されない限り、共同スペースでマスクを着用することが「強く推奨」されている。

11月29日から施行されるこの措置は、すべての教育施設のほか、保育施設にも適用される。
在宅勤務については義務づけられておらず、政府の広報担当者は、「雇用者が独自に決定すること」と確認している。

*スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは各国ルールが違うため、今回はイングランドのみの情報となる。(ユ)

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