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パリ最新情報「フランス大統領府、カフェとブティックを併設した初のミュージアムをオープン!」 Posted on 2024/08/07 Design Stories  

 
24年7月30日、フランス大統領府(エリゼ宮)の真向かいに、「ラ・メゾン・エリゼ」と呼ばれる新しいミュージアムが誕生した。
「ラ・メゾン・エリゼ」は他の美術館と同じように、カフェ、ブティックを併設している。エリゼ宮の貴重品を見学できるほか、土産物・特製スイーツが楽しめる、パリの新しい観光スポットだ。
 

パリ最新情報「フランス大統領府、カフェとブティックを併設した初のミュージアムをオープン!」

※パリ8区にある、大統領の官邸(エリゼ宮)。ラ・メゾン・エリゼはこの正面に位置する。



 
「ラ・メゾン・エリゼ」は、「エリゼ宮を紹介し、フランスのノウハウを広めたい」というマクロン大統領の要望により建てられた。
エリゼ宮は通常、毎年9月に開催される「文化遺産の日(※)」に一般公開される。
しかし、エリゼ宮はそのなかでも一番人気だ。待ち時間を解消しようと予約制が導入されたが、一万件の枠は受付開始30分ほどですぐに埋まってしまうという。
※パリとフランスの歴史的建造物を無料で公開する国民的イベント。
 

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※「ラ・メゾン・エリゼ」のエントランス。

 
「ラ・メゾン・エリゼ」はそれを解消し、みながいつでも来れるようにと建てられた。
雰囲気は、ミュージアムというより広めのアートギャラリー。入ってすぐのところには、エリゼ宮グッズを販売するブティックがあった。
ブティックでは、ルームキャンドル、ワイングラス、マルセイユ石鹸など、フランスの生活芸術を紹介するたくさんのアイテムが置かれている。商品数も豊富なので、ちょうど良いパリ土産が見つかりそうだ。
 

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※アペリティフセットやナイフのセット。すべてフランス製。

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※エリゼ宮のスノードーム。



 
ブティックを抜けるとミュージアムエリアへ。ここでは写真・映像を通して、エリゼ宮の舞台裏や、エリゼ宮に関わるさまざまな職業を紹介している。
その職業には、専属シェフ、パティシエ、家具・壁紙を修復する職人たち、警備を担うフランス共和国親衛隊などがあった。
 

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※エリゼ宮の警備を担当する、フランス共和国親衛隊の制服。

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※公式レセプションにおけるテーブルウェア。



 
ミュージアムの中央には、本物を再現した“大統領の執務室”がある。これは1958年以降、歴代大統領の書斎「ル・サロン・ドレ 」を再現したもので、訪問者はデスクの前で自由に写真撮影をすることができる。
 

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最後は、マクロン大統領が諸外国の首脳から受け取った「贈り物のコレクション」が展示された部屋に。すべて“友好の証”として贈られた品々だというが、その国らしいアイテムがずらりと並んでいて、とても興味深かった。
 

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※日本からは、2021年に贈られたという『ワンピース』の原画が。



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※上階にあるカフェ。

 
さらに2階のカフェでは、タルト・オ・ショコラやフランボワーズのソルベといったスイーツメニューが楽しめる。
メニューはアラン・デュカスとエリゼ宮の専属シェフ、そしてチーフパティシエの3人が監修したという。コーヒー豆やフルーツは、地元環境に配慮したものを使用した。
 

パリ最新情報「フランス大統領府、カフェとブティックを併設した初のミュージアムをオープン!」

 
「ラ・メゾン・エリゼ」は今、オリンピック期間に合わせて、予約なし・無料で入場することができる。(9月からは予約システムが導入される予定)
2フロアだがこじんまりとしていて回りやすいので、パリの新しい観光スポットとしておすすめだ。シャンゼリゼ大通りやコンコルド広場からも近い。(オ)
 

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