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パリ最新情報「パリにかごバッグのシーズンが到来!普段使いにマルシェに、トレンドもチェック!」 Posted on 2023/05/31 Design Stories
一つ二つ持っていても、春になるとニューフェイスを迎え入れたくなる「かごバッグ」。
単なるトレンドではなく、毎年繰り返し登場するかごバッグは、フランスでも昔から皆に親しまれてきた。
皆、というのは、かごバッグが“マルシェバッグ”として古くから愛用されていたため。
今でもマルシェや八百屋に行くと、パニエ(かご)を持って並ぶおじいちゃんやおばあちゃんの姿を見かけることがある。
エコバッグに比べれば折りたためずかさばってしまうパニエだが、買ってきた野菜やフルーツをそのまま入れて保管しておいたり、雑誌などを入れておいたり…と、使い方によっては大切なインテリア雑貨にもなるそうだ。
こうしたパニエの使用は年配の方に多く見られる。
一方で民芸品としての古かご・パニエは、リユースに熱心な若者世代のおかげで、インテリア・デコとしてフランス国内で力強く復活しているのだという。
※インテリアショップでもたくさんある「入れ物」としてのパニエ。
ではファッションアイテムとしてのかごバッグを見てみたい。
パリでは現在、かごバッグがファッションブティックの主役になっている。
4月には仏女性誌VOGUEも「かごバッグは再びファッションのトレンドとなりました」と述べた。
そしてオフにも通勤にも使えるかごバッグは、刺繍入り・パステルカラーなどがこの夏のテーマだということだ。
刺繍入りのかごバッグは確かに多くて、パリではお花やチェリー、ブランドロゴ等を刺繍であしらったものがたくさんあった。
※高級店にもズラリ。
持ち手、留め具、ポケット部分がパステルカラーとなったかごバッグも多い。
またパニエ全体がパステルカラー、というキュートなバッグもあって、「複数持ち」に心がそそられるようだった。
※ボンマルシェ、オリジナルのかごバッグ。コロンとしたフォルムも根強い人気。
かごバッグは昔から夏のパリジェンヌの定番アイテムであったが、2023年は刺繍入り、パステルカラー、サイズは少し小さめで、、、というのがちょっとしたトレンドのようだ。
ただ通勤で使えるものはある程度大きくて、肩にかけられるタイプが理想的。
首都パリでは混雑したメトロでも自転車でもかさばらない、シンプル・軽いかごバッグが重宝するそうだ。(大)