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速報・パリ最新情報「ついに、パリに21時から朝の6時まで外出禁止令発動!」 Posted on 2020/10/15 Design Stories
現在、大統領の演説が続いていますが、速報で、分かったところを発表していきます。※のちに修正版を出す予定です。
新型コロナの第二波を受け、フランス政府は10月17日、土曜日より21時以降、朝6時までの夜間外出禁止令の発動に踏み切ることになった。
期間は4週間に及び、状況が改善されない場合、最大で6週間となる。
外出禁止令が適用されるのは、とくに感染の酷いパリ、リール、マルセイユ、グルノーブル、ルーアン、サンテチェンヌ、モンペリエ、リヨン、トゥールズなど全9都市。
フランスは10月17日より2週間の秋休みが始まる。それに対しマクロン大統領は、「バカンスに発つことを禁止はしないが、対象地域では法律を守ってもらう」と付け加えた。
※franceinfo
フランスはコロナウイルスの感染拡大に ”電気ショック”を与える決断を下した。。
プライベートパーティからクラスターが多数生じているとし、一度に集まれる人数は家であっても外であっても最大6人まで。友人宅やレストランなどに行き21時以降外を歩いていれば罰金となる。
レストランや映画館、商店は21時に閉店。
(仕事からの帰宅、緊急の仕事や夜間の仕事につく人、緊急な医療措置が必要な場合は証明書があれば外出できる)
この夜間外出禁止令の目的は、現在1日に2万人ほどいる感染者を3000人から5000人に下げること。現在32%ある集中治療室の占有率を10〜15%に下げること、である。2、3週間後、改善が見られなければ外出禁止の時間を21時から20時、もしくは19時に早める可能性もあるとのこと。
そのために、21時には必ず家にいるように、と大統領が国民に強く訴えた。
ロックダウン時は24時間、証明書を持っていれば買い物や散歩に出ることができたが、この法令では許されない。
買い出しなど全ての外出は時間までに済ませること。
違反者には最低135ユーロ、最大6500ユーロの罰金が科せられる。
レストラン関係者は、「21時に閉店となると、19時には閉めなければならない。それじゃお昼のサービスが終わる15時以降は開ける意味がない。最悪だ」と、嘆いていた。
一方、パリ市民の反応は、「友達とレストランに行けなくなることはとっては残念だけど、人の命と医療現場を救うためなのだから私は従うわ」という意見が多かった。
大切な家族や友人の命、そして自分自身の命がかかっているとなれば、この厳しい措置も仕方ないことだと思える。
医師たちは、「このまま何もしなければ10月24日には集中治療室に800人から1000人の人が入ることになるだろう、そうなれば医療崩壊だ」と警告してきた。
ギアナでは夜間外出禁止令が施行され、数日で効果が見えたという。この門限が1日も早く効果を出し、医療崩壊を食い止められることを祈るばかりだ。
※新しい情報が届き次第加筆訂正をします。DSパリ編集部。