PANORAMA STORIES
シンガポーリアンの食事情「3食外食生活を助けるホーカーセンター」 Posted on 2017/06/19 GAKKO ピアノ教師 シンガポール
夫婦共働きの家庭が多いシンガポールでは、食事は外食が基本。
私がシンガポールに引っ越して間もない頃、シンガポーリアンの友人に
「本当に家で食事は作らないの?」 と聞いたところ、
「作らないです。」 と返事が返って来ました。
家で食べる事もあるけれど、その場合お母様が食事を買ってくるのだそうです。
レストランも沢山ありますが、特にローカルの方々が日常的に利用しているのは、ホーカーセンターと呼ばれる、屋台が多く集まる屋台街。
政府系機関が管轄しているそうで、個人経営の屋台が集まった施設は、コピティアムと呼ばれています。
一人前SGD3~SGD5(約240円から400円)程度で食事ができ、持ち帰りも可能です。
これらは人の集まる街中はもちろんですが、シンガポールの一般市民が暮らすHDB(公団住宅)内にもあります。
お年寄りのお仲間同士が、楽しそうに食事をしたり、ビールを飲んでいる姿をよく見かけます。
食事をするばかりでなく、庶民の憩いの場にもなっているようです。
衛生面も管理されており、一番良い評価はA。
B評価でも恥ずかしくないものなのだと聞き、少々驚きました。
ホーカーセンターでは、英語よりも中国語の方が通じやすいのですが、写真付きのメニューでわかりやすく、中国語がわからない私でも安心して利用できます。
どこのホーカーセンターにも必ずあるのがチキンライス。チキンスープで炊いたご飯と茹でたチキンを生姜ソースとチリソースでいただくお料理で、日本人の口にも合います。
麺料理も多くあります。
麺は白米、うるち米、小麦粉でできた極細麺から極太麺まであり、調理法もスープ麺、和え麺、餡かけ麺、炒めた麺など何通りも楽しめます。
お食事メニューだけでなく、飲み物専門店やデザートのお店もあります。
飲み物専門店では市販されている日本茶も購入できますが、なんとお砂糖入り!シンガポールの市販されているお茶のほとんどが甘いのです。
多民族国家のシンガポール、屋台のお店も様々でローカル料理だけでなく、インド、マレーシア、インドネシア、タイ、日本等々、様々な国のお料理と、様々な宗教に応じたお店があるのも特徴です。
リトルインディアにあるホーカーセンターでは、インド料理のお店が多く、本格的なお味を楽しめます。
また、2016年シンガポール版ミシュランで1つ星を獲得した屋台も2軒あります。
その内の1軒「Hong Kong Soya Sauce Chicken Rice & Noodle」のチャーシューライスSGD4(約320円)。
行列が長すぎたため、ホーカーセンターではなく、同レストランでいただいたので少し割高でした。
Posted by GAKKO
GAKKO
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音楽大学卒業後、ピアノ教室を20年間主宰。夫のシンガポール赴任を機に家族でシンガポールへ移住。シンガポールの食や生活習慣などを紹介します。